最近気になるアーティストにご登場いただくPick Up Artistのコーナー。
第一回は藤井空さんにご登場いただきました。
藤井さんはピアノとトランペットの二刀流の演奏で話題、YouTubeチャンネルも盛り上がっています。
また、いま話題の新ユニット「4GENEXYZ」のメンバーでもあります。2025年にかけてますます盛り上がっていきそうな「4GENEXYZ」のこと、現在までの音楽人生からご趣味のお話まで語っていただきました。(2024年12月)




---藤井さんはピアノ、エレクトーン、トランペットやフリューゲルホルンなど様々な楽器をマルチに演奏されていますね。
5歳でピアノを始めたとのこと。そのきっかけは?また、エレクトーンやトランペットはいつから始めたのでしょうか?


藤井:親が音楽をやらせようという方針だったようで、近所のピアノ教室に通い始めました。
小2までピアノレッスンを受け、小3からエレクトーンのレッスンに変更しましたが、以後もピアノは引き続き練習していました。
トランペットは父親がやっていた頃のものが家にあり、それを吹いてみたいと言ったか吹いてみろと言われたか(笑)で、小3から始めました。

---子供の頃の、音楽にまつわる記憶について教えて頂けますか。

藤井:聴くことは好きでした。幼少の頃からモーツァルトでも昭和歌謡でもビートルズでもポンキッキソングでも、親がかけてくれる音楽で良いなと思ったものは数多くあります。
人前で演奏するのは嫌いで「何か弾いて」と言われたら逃げ回るような子供でした。
練習も好きではなかったと思います。

だんだん演奏レベルが上がってきた実感や、発表会などで拍手をもらうなど小さな成功体験の積み重ねで子供なりに自信を持っていき、気付いたら人前での演奏も好きになっていました。

---子供の頃から学生時代にかけてよく聴いていたジャンル、現在の自分に大きな影響を及ぼしたと感じるジャンルについて伺えますか?

藤井:父親が買ってくる昭和歌謡、オールディーズのオムニバスCDを子供の頃からよく聴いていてとても好きでした。
しかし一番多く家でかかっていたのはやはりジャズだったと思います。テクニカルでハイノートを駆使するタイプのトランペッターに憧れていました。
エレクトーンのコンクールに出るようになってからはジャズだけでなく幅広いジャンルを押さえておかなければ勝負できないと悟り、そこからクラシック、フュージョンやプログレッシブロックまで、インストを中心に聴くようになりました。

---学生時代は音楽関連の部活に入っていらしたのでしょうか?

藤井:中高6年間吹奏楽部でした。コンボ系のジャズトランペッターになりたいという夢はその頃から持っていたので、どうしても決まった楽譜を大勢で何度も吹く吹奏楽の世界があまり肌に合わず、そこまで青春を捧げて、というノリではやっていなかったように思います。
今になって楽譜を美しく吹くことの重要性も身にしみてわかり、当時の自分に強く説教してやりたい気持ちです(笑)。



---作曲方法はどのようにされていますか?曲を作るのは速いほうですか?
藤井さんの作られる曲のタイトルがとても素敵だなと思うのですが、タイトルは先に浮かぶのでしょうか。


藤井:「さあ作るぞ」という気持ちを高めて五線ノートと鉛筆を用意し、腰掛けるか横になるかします。そこからメロディやコードをひねり出しては書いていく、という流れが多いです。出来上がるまで楽器を使わないことが多いですね。
でき上がるスピードもまちまちですが、決して速書き多作な方ではありません。
タイトル付けは、曲を作りながらひらめくこともあれば、作り終えたあとかなり悩んでネット上からヒントを探したりすることもあります。

---4GENEXYZ加入のいきさつについて教えて頂けますか。
アルバムタイトル『Sky,River and Friends on the Earth』にまさに表現されている!と感じたのですが、則竹裕之さん(Drums)、須藤満さん(Bass)というFUSION界のベテラン2人がドッシリと構えている上で、若手の3人が自由にキラキラと演奏なさっているご様子が感じられて、すごい名盤だと思います。


藤井:東京赤坂のとあるライブハウスでコンサートをやりまして、終演後そこのライブハウスの方から「今度トランペットでセッションやってみない?則竹裕之、須藤満って知ってる?」とお声掛けいただいたのがきっかけです。驚きのお誘いだったので今でもはっきり思い出します。そこから今のメンバーで何度かライブを重ね、録音し、現在に至ります。
大変嬉しいご感想ありがとうございます。ぜひまた全国各地に伺えることを期待しております。



『Sky,River and Friends on the Earth』/4GENEXYZ


---YouTubeチャンネルも大好評な藤井さん。
YouTubeチャンネルは、ご自身にとってどのような場所ととらえていらっしゃいますか?


藤井:見ていただく方に楽しんでいただく場であれば良いなと。同時に自分の修行の場であると思います。
そして多くの方の目に止まり藤井空に興味を持っていただけるように、選曲など工夫しています。



---文鳥や往年のスポーツ名場面動画を視聴するのがお好きとのこと。ほかにはどんな趣味をお持ちですか?
お好きな本や映画などあればぜひ教えて頂きたいです!


藤井:料理は結構好きです。気が向けば燻製や、あんかけ堅焼きソバ(麺を揚げるところから)など、手間暇のかかるものも作ります。
本も映画もあまり嗜まないのですが、絵本の「パンどろぼうシリーズ」にはハマってしまいました。

---ご自身の「スポーツ名場面 Best1」を教えていただけたらなあと思いました。

藤井:スポーツ名場面ベスト1は、長野オリンピックのジャンプ団体、日の丸飛行隊のジャンプを挙げたいと思います。

---このWEBマガジンでは、「あなたのCheer Up!ミュージックを教えてください」という質問が恒例になっております。藤井さんのCheer Up!ミュージックを教えていただけますか?

藤井:ファレル・ウィリアムス「Happy」でしょうか。ソロライブでもたびたび演奏しています。



---2025年はどのような計画が入っていますか?

藤井:まず1月には本厄を迎えるのを機に「本厄パーティー」と題したソロ公演、そして4GENEXYZの九州ツアーがあり、年明けすぐから飛ばしていきます!その後も首都圏のみならず、全国各地でさまざまなステージをご覧いただけると思います。

---今後の夢や抱負を教えていただけますか?

藤井:おかげさまでソロライブを中心に活動してきて、とても楽しく充実した音楽生活を送っています。それに加え、トランペットで4GENEXYZに参加させてもらうことができ、また一つ夢が叶いました。
今後はピアノだけでなく、トランペットでも活動の場が増えていくよう努力してまいります。

---どうもありがとうございました!今後も藤井さんの活動から目が離せないですね。
Cheer Up!でも応援してまいります。





◆藤井空 プロフィール
ピアノ、トランペット奏者。
ジャズを主体に各地で幅広く演奏活動を行うマルチプレイヤー。トランペットとピアノの同時演奏でも話題。
インストバンド「4GENEXYZ 」トランペッター。
「NHK-BS」にて、郷ひろみ、野口五郎、堺正章、その他トップスターと共演。
自身のYouTubeチャンネルでも精力的に情報を発信している。
文鳥愛好家。

藤井空 Official Web Site
https://solafujii.com/
X(旧Twitter)
https://x.com/solafujii
Instagram
https://www.instagram.com/solafujii_information/

藤井空 YouTubeチャンネル
藤井空作品庫(YouTubeチャンネル)
藤井空文鳥小屋(YouTubeチャンネル)



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