2000年代に活動したバンド“残像カフェ”。彼らが2002〜2004年に繰り広げたステージから12曲をセレクトしたライブ音源集『ライブ!! 残像カフェ』が、2024年5月にリリースされました。
今でもファンの多い残像カフェ。季節の折々に聴きたくなる曲の数々がライブ音源で蘇り、静かな話題を呼んでいます。
今回はメンバーの大森元気さんにオンラインインタビューを行い、この音源集配信リリースの経緯や残像カフェに関する様々なエピソードを中心にじっくりお話を伺いました。(2024年6月)


---この春『ライブ!! 残像カフェ』が、配信限定でリリースされました。
今回このライブ音源をリリースすることになったいきさつを伺えますか?


大森:そもそもサブスクには残像カフェの曲が1曲もなかったんです。もう残像カフェは解散しており活動していないので、なかなかサブスクに上げるのは難しくて。
交渉していると同時に、いま出せるものがないか?ということで、権利的に大丈夫な初期作品集を1年前に出しました。
それには1stの曲(の別バージョン)や、1st以前の曲が入っていて。
それ以降の曲もあったらいいね、とはずっと思っていました。

それで、デモ音源も含めて探していたらライブテイクがあり、メンバーと相談して「ライブアルバムにしよう」ということになりました。ライブテイクを集めたら、ほぼベスト盤みたいな形になりましたね。

---2020年には、残像カフェ10年ぶりの再集結ライブがあったのですね。

大森:はい。デビューの頃にとてもお世話になった、 秋葉原CLUB GOODMANというライブハウスが閉店することになり(現在は再開)、そこで何かできないか?ということになったんです。
それじゃあ、一夜限りの再結成をしようということが決まりました。

それと、小金井市の夏祭りで何かやってくれないか?という話が舞い込み、青山月見ル君想フからリモート中継の形で夏祭りに参加しました。ついでに中継以外の部分もたくさん演奏してワンマンライブの形にしました。
GOODAMANと月見ル、2夜限りの再結成ですね。コロナ禍だったので両方とも無観客で。なのでそのうちお客さんも集めてやりたいねって何度かメンバーと話をしたりもしています。

---これは当時のファンにとって嬉しいお話ですね。

大森:まだ何も決まってないですけど、サブスクにないから出来ることから少しずつ盛り上がっていけばいいねということで…。
去年は初期の作品集、今年はライブ音源、という流れです。

---当時からのファンの声はいかがですか?

大森:そうですね。直接メールや(SNS上で)コメントをもらうこともあるし、春の曲が多いので「春になると残像カフェだよね」と書いてくれる人がいまだにたくさんいます。サトミツさん(佐藤満春。タレント/放送作家/ラジオパーソナリティー)のラジオ番組で、よく残像カフェをかけてくれるんですよ。
20年前に活動してたバンドなのに、いまだにかけて下さる。

で、そのラジオの感想後のコメントなど読んでいると「残像カフェのサブスク配信ないね」というのを結構目にしていて。やっぱりちょっともったいないなと思っていました。

---そういうことだったんですね。
残像カフェが活動されていた時期、よく「喫茶ロック」という言葉を目にしました。あの言葉はどういう経緯で出てきたのでしょうか。


大森:あれは最初は「70年代の埋もれている名曲を発掘する」というプロジェクトが最初だったんですよ。
その、古き良き音源を発掘しようっていうシリーズがレーベルごとに何種類か出て、その発展として今のバンドの中で、その要素を感じられるバンドを集めた『喫茶ロックnow』っていうコンピが出て。
僕らは『喫茶ロック now その2』というコンピに入れてもらいました。

---ビューティフルハミングバード、Quinka with a Yawn、HARCO、RUNT STAR、wafflesなども収録されてますね。タワーレコードの冊子bounceでも、当時喫茶ロック特集が組まれていて読んだ記憶があります。

大森:当時はそこで括られて、良かったことも悪かったこともあったかな。でも、それで多くの人に知ってもらえたので、そこは良かったです。

---大森さんには前回、残像のブーケでお話をお伺いしましたが、今回は残像カフェ時代の思い出やエピソードなどいろいろ教えていただきたくて。

大森:2020年の再結成の時にライブのMCをしながら思い出したんですけど、僕は残像カフェのメンバーの時は、 結構いじられ役でしたね(笑)。特にMCの時に「こういう感じだったな!」って思い出しました。

今ソロになって、頼りになるかどうかは別として、自分が中心になって色々決めたり手配したり、アレンジも「こういうイメージで」とゲストメンバーに伝えたりして、中心人物にならないといけないんですけど、残像カフェのときは対等な感じだったんですよね。
ベース、ドラムのアレンジには、僕はほぼ口出したことがなくて、彼らが考えてました。
それで1つの音楽になるかどうかっていうのは3人でジャッジして。それぞれイメージを膨らませてサウンドにする時に、三者対等だったんですね。

---そういう雰囲気だったんですね。ライブ観たかったです。

大森:それが、2005年に2人が抜けることになり残像カフェという名前は残して、実質的にはソロになりました。僕は音楽的なことで言うとバンド編成でやっていきたいタイプなんですけど、やっぱり(僕の)バックバンドみたいになっちゃうとちょっと違うかなと思ってしまうんです。当時は特にその気持ちが強くて。
残像カフェの名前で素晴らしいミュージシャンたちと1枚アルバムを作り上げて(『めくるめく僕らの毎日』2006年)。古いファンには賛否両論だったけど新しい人たちにも聞いてもらえて評価も高いんですけど。やっぱりスリーピースの関係性とは全然違って。それは演奏の上手さとかじゃなくて、在り方というか。
残像カフェは当時は仲良くなかったんですけど(笑)、音楽としてヒリヒリしたものができる感じでした。 それぞれに責任と強いこだわりを持って音を出していて。 それが急に1人になって、メンバー全員僕の理想を形にしたいって協力してくれるんですけど、どう指示していいかわからない。ドラム?ベース?「あれ、どうすればいいの」っていう時はありましたね。

その後も、残像カフェみたいな力配分でバンドを出来たことってないんですよね。
残像カフェの後期には違うメンバーでまたスリーピースに戻って、その時は音楽的にまた違う良さを求めた感じでした。

さらにその後は「花と路地」というバンドをやって、それはそれですごく楽しいバンドだったんですけどね。

---オリジナルメンバーの澤田修一さん(Drums)とは高校の時に同じクラスだったんですよね。大友寛之さん(Bass)とはどのように出会ったのでしょうか?

大森:大学の時にやってたバンドが、メンバーの家の都合で急に解散することになってしまって。でも1ヶ月後にライブが決まってたんです。それで急いで雑誌などにメンバー募集を出したんですね。
そこで連絡がいくつか来て。何人かと音合わせたんですけど、大友くんが一番未来が見えるというか、歳も同じで、希望が持てたので一緒にやりたいなと思って。

---そういう出会いだったのですね。

大森:あと大友くんはベースだけじゃなくコーラスもやっていて。僕、コーラス好きなんですよ。スリーピースではコーラスも入れたほうが曲の幅が出るし、こだわりを持ってましたね。

---コーラスが入るといいですよね。
残像カフェデビューのきっかけはどんな感じだったのですか?大学時代に残像カフェとして既にバンドを組まれていたのでしょうか?


大森:大学卒業した春ですね。大学時代はいくつか別のバンドをやっていましたが卒業するタイミングで終わって。それでさっき言ったメンバー募集で大友くんと出会い、澤田君も誘って残像カフェが始まりました。
前のバンドのときからライブはしてましたけど、田舎者だしネット社会でもないし、どこのライブハウスがいいのか、どの街やライブハウスにどんなシーンがあるのか、どういうバンドが有名なのか全然分からなくて。いろんなところにちょっとずつ出てましたね。そのうち行達也(ゆき・たつや。下北沢mona records元店長/現TOWER RECORDSレーベル事業部長)氏に渡したデモテープがCoa Recordsに流れ着いて(笑)デビューが決まりました。

2002年には「新宿ミーティング」という新人発掘イベントがあって出演させてもらったりもしました。これは数年間続いたイベントで、フジファブリックも出てました。その頃知り合った人も多いです。

---その年、2002年7月にミニアルバム『素敵日和』でデビューされたわけですね。
そして今回のアルバム『ライブ!!残像カフェ』で貴重なライブ音源を配信で聴けるようになったわけですが、当時の音楽作りについてお伺いできたらと思います。
アレンジについては、やはり3人でされていたのでしょうか。


大森:デビュー前後のライブは今回入っていなくて、その時期のライブは『初期作品集』の後半に収録されています。今回の『ライブ!!残像カフェ』に収録されているのはデビュー翌年(2003年)が2曲、残りはすべて2004年の録音になります。
(質問の)音作りということですが、リハーサルスタジオで何回も演りながら固めていって、という感じです。僕はドラムは全然詳しくなかったし、ベースもそんなに詳しくなかった。だから「2人がいれば大丈夫!」 みたいな感じでお任せしていました。
もしドラムやベースのこと分かってたら、不満があるという意味じゃなくて口出ししたのかもしれないですけど、今聴いてみてやっぱりドラムとベースがいいんですよ。痛感してます。

---そうなんですね。

大森:初期衝動をテーマにしていたわけではないんですが、結局はそれが全編を貫いているんですよね。
デビューの頃は、ポップな曲が少なくて爆音の曲も多めだったんです。
何かと闘ってましたね。何と闘ってたかは分からないですけど(苦笑)。

ライブハウスに出ると、だいたい4バンドぐらい出るんですけど、最初の頃はバンドの友達もいなかったし、お客さんも知らない人たちばかりで。そこでいかに驚かせるか、尖るか。だからロックな曲はロックでしたね。
CDだけ聴いてくれた人には、すごくポップで爽やかなバンドって思われてたところもあるんですけど、特に最初の頃は反骨精神の塊でした。
爽やかな曲でも、どこかいびつな感じがあったり、ボーカルに癖があったり。

---今回の音源を聴かせていただき、確かにそれは感じて意外でした。最近の大森さんの音楽とはかなり違ったんですね。

大森:そうですね。今もこだわりはずっとあるんですけど、変に闘ってる感じはないかもしれないですね。

---アルバムの中では「今宵&みゅーじっく 」が面白くて気に入っています。特にリズムがすごく面白いですね。

大森:これはセカンド・ラインっていうニューオリンズの代表的なリズムで、例えば細野晴臣さんや 大瀧詠一さんが、はっぴいえんどの解散後のソロ作品などで結構取り上げられていて。 「今宵&みゅーじっく 」は、ドクター・ジョンの『ガンボ』っていう有名なアルバムがあるんですが、その1曲目の“iko iko”という曲がもろにこのリズムで、オマージュですね。 ちなみに、そこからメドレーになって「キッチン」という曲になるのですが、曲が終わらずに繋げていくスタイルもオマージュ(注:サブスクではフェードアウトに編集されている)、さらにサビのピアノのフレーズも『ガンボ』の中の“Stack-A-Lee”という曲のオマージュです。ピアノを弾いてくれたのはmoo-Chiesというバンドのかちむつみさんで、彼女らの楽曲や演奏にもたくさん影響を受けました。
この日のライブはそういうニューオリンズやブルースなどの影響を自分たちなりに吸収して昇華しようとした2ndアルバムのレコ発ライブで。全曲にかわるがわるゲストを迎えてスペシャルなライブになりました。

---そうだったのですね。『ガンボ』も聴いてみます。
ゲストと言えばビューティフルハミングバードとのコラボ「さよならナンバー」も印象に残りました。

大森:彼らとはデビューも同じで、さっき言った「新宿ミーティング」や「喫茶ロックnow2」でも一緒になりました。そのあと「南風」っていう大所帯バンドにも誘ったりして当時はよくつるんでいましたね。今は子ども向け番組やCMなどでも大活躍ですごいなあと思います。タバティの繊細で正確なギター、小池さんの神がかった歌声。今回のライブテイクはそのレコ発で一度きりの演奏でした。2番を小池さんに歌ってもらって、サビは二人で歌っています。「全部歌ってもらったらよかったのに」とメンバーから言われました(笑)。

---今回、ライブ音源の音質を良くするためにいろいろ工夫されたそうですが、具体的に伺えますか?

大森:発掘した時は、ただ録っただけの状態なので、楽器ごとに音を上げたりすることが無理なんですよ。なので、それをどうしていくか?っていう作業です。
イコライジングとコンプレッサー、この辺をすごく細かくやっていきました。
ベースを上げたいなっていう時に、一緒にドラムも上がっちゃったり、ボーカルをもっと聴こえるようにと思ったらエレキギターも上がっちゃうとか…。その辺のさじ加減ですね。

マスタリングは今まで自主制作などでやってきてはいるんですけど、結構自己流だったので、今回は色々勉強しながらやっています。
昨年の『残像カフェ 初期作品集』は、アダチヨウスケ君にリマスタリングしてもらい、今回もお願いしても良かったんですが、元々いじる余地がない状態だったので、自分で試行錯誤してみるか!ということでチャレンジしました。

---それならお時間もかかったでしょうね。

大森:そうですね。プロの人なら1日で出来る作業なんです。でも1日2〜3時間しか作業時間が取れなくて、試行錯誤もたくさんしたのでだいぶかかりましたね。

---その結果、配信リリースされた『ライブ!! 残像カフェ』。当時のファンにも、新たに残像カフェを知った方にも聴いていただきたいですね。
大森さんには前回のインタビューで、現在のプロジェクトである残像のブーケについて語っていただきました。
その後の活動状況はいかがですか?


大森:音源はずっと作ってるんですよ。1stアルバムが4年半かかって、時間かかりすぎだろうと自分でも思ってて(笑)。
次はパパっと出したいな!という気持ちではいたんですけど、結局時間かかってますね。
で、配信シングルを年に2、3曲ずつ出していて、その中から次のアルバムに入れる予定の曲もあれば、まだちょっと考え中の曲もあります。

---2ndアルバムも楽しみにしております。
大森さんの活動では、あがた森魚さんのサポートを沢山されていることも常々気になっていて。あがたさんのアルバムにもコーラスで多数参加なさっていますよね。
あがたさんとの出会いはどのような経緯だったのですか?


大森:僕の故郷の栃木県で、あがたさんのライブを企画した人がいるんです。その人が僕のことも知っていてオープニングアクトに誘ってもらって。
当日あがたさんにお会いしたら、一緒に演奏させてもらうことになったんです。

僕は、コードさえ分かれば結構その場で色々弾けちゃうんですね、知らない曲でもアレンジしながら。楽屋でそのことをあがたさんが面白がってくれて。最初の予定は1曲だけだったんですけど、確か7,8曲ぐらい一緒に演奏して。
それ以来レコーディングに呼んでくださることが多いですね。

---それは凄いですね!

大森:こんな光栄な展開なんて、予想していなかったですね。
あがたさんは本当にお元気でエネルギッシュ、パワーが溢れた方です。
リハからずっと歌ってても全然バテなくて、どんなライブでもご自分の勢いで周りを巻き込んでいくんです。

---お人柄はどのような方ですか。

大森:プライベートなことはあまり知らないのですが、不思議な方、そして芸術家ですね。
ライブになるとパフォーマーでもあります。そして懐が本当に深いんですね。常にいろんな人たちとコラボレーションをしている。その柔軟さも尊敬するところです。

---大森さんは最近サブスクについてSNSで言及していらっしゃって気になっていました。spotifyの規約変更について、ですよね。

大森:はい。多分、前提としては、アーティストへの還元率が低いっていうのが前々からあって、その対策ということでの規約変更ですが、それが建前なのか本音なのか。
まず不正再生。AIなのか、そういうソフトがあるのか、誰かがバイトでやってるのか、そこまでは分かりませんが、再生数を不正に稼いでいるのは再生数に含みませんよ、というのが1点。
もう1点はノイズミュージック、これも僕は詳しくないですが、環境音だけとか、ずっと反復している音楽とか、そういうのもある程度規則を作って還元率も変わるという話です。
そういう音楽を本当に愛してやっている人にとっては大きな問題だと思います。

---確かにそうですね。あらゆるジャンルにそれぞれリスナーも沢山いらっしゃるわけですし区別するのはどうかと感じます。

大森:僕に直接関係あるのが3つ目で、一年に再生数が1000回未満の曲は収益なしになります。
それを超えてるアーティストは全然問題ないんですけど、僕らみたいに個人でやっていたり、そこまで再生数がない人たちにとっては、年間の使用料の赤字を埋めるちょうどぐらいのラインなので…。

別に小遣いから出せばいいという考え方もありますが、配信に出しているのに1円も入ってこないというのもどうかなと思っています。

---アーティストとしてはそういう気持ちになるのは当然だと思います。

大森:でもこういう考え方もあります。例えばSNSにライブ映像をアップしたりする。Youtuberみたいな人は別ですけど、それでお金は入ってこない。同じようにSpotifyも今後はプロモーションだと割り切れば収益ゼロでも別にいいという考え方もありますね。だから考え方は人それぞれですけどね。
配信の代行の会社を変えるという方法もあって、いま僕はそれをやっています。1年ごと1作品ごとに更新料を払うという配信代行会社を使っている人が多いんですけど、そうじゃな くて毎月使用料を払えばリリース登録料も年間更新料も不要で何曲でもリリースという会社もあるんですよ。聴く方のサブスクじゃなくて配信する側のサブスクですね。それならば収益が入ってこなくても、そんなに赤字にはならない。そういう方法もあります。 柔軟に検討を続けていきたいと思ってます。

---いまサブスクでいろいろ聴ける時代になって、リスナーとしてはとても便利ですが、アーティストの皆さんがいい作品を出して下さって、それを楽しむにはアーティストの収益ってすごく大事ですよね。
私もまだまだ勉強不足ですが、こういうお話もCheer Up!でも取り上げていけたらと思っています。

さて、インタビューも終盤になりましたが、最近の大森さんのCheer Up!ミュージックを伺えますか?


大森:最近は70年代の曲ばかり聴いています。そんな中で、さだまさしさんの2023年の50周年Anniversary コンサートが四夜にわたり開催されて音源リリースされています。
最終夜はアンコールでやるような曲っていう縛りでやる方も聴く方も大変そうでした(笑)。

さださんはMCが凄いことで有名ですよね。この音源では、MCがほぼほぼ入っているんです。さださんのMCは落語の1つのお題みたいな、たとえば20分とか30分とかあるんですけど、それが1個の作品になってるんですよ。 本当に面白くて、電車の中で聴いていると「ふっ!」と顔が笑っちゃう(笑)。


『さだまさし 50th Anniversary コンサートツアー2023 〜なつかしい未来〜』

---これは面白そう。さださんは名曲揃いですしMCも好きです。
1夜分でもCD2,3枚組あるんですね!これは相当な聴きごたえですね。


大森:第1夜は「グレープナイト」なんです。再結成ライブ。さださんもMCがちょっとはしゃいでて、2人の関係性が普段の会話みたいなんですよ。お互いのことを「お前」って呼んでて、さださんもリラックスしてて。さださんの、ちょっと暴走気味のMCを聞けて面白いです。

---まさに元気が出る音源のご紹介ありがとうございます。
最後に今後の抱負、今後の計画など教えていただけますか?


大森:そうですね。残像カフェの復刻もあり、またライブできるチャンスを探っています。それと並行してメインは残像のブーケなので、2ndアルバムはいつ出せるかわかりませんが、シングルだけでも先に出していけたらと思っています。
それも楽しみにしていただいて、ライブもいま頻繁には出来ていないですが、1人でもバンドでも無理せず自分のペースでできたらと思っています。
お近くの方はぜひ足を運んで頂けたらと思います。

---いろいろと今後の展開を楽しみにしております。本日は長いお時間ありがとうございました。



『ライブ!! 残像カフェ』残像カフェ

1. 4月のことば (live Aug.2004)
2. 自己嫌悪のブルース(live Apr.2003)
3. さよならナンバー feat.ビューティフルハミングバード(live Mar.2003)
4. 今宵&みゅーじっく feat.moo-Chies & カーブ (live Mar.2003)
5. キッチン feat.moo-Chies (live Mar.2003)
6. 君の背中 (live Apr.2003)
7. 真昼の出来事-early take (live Aug.2002)
8. 夕暮れ時 (live Aug.2004)
9. 白い夏 (live Aug.2004)
10. 日なたにて (live Aug.2004)
11. やっぱり会えなかった (live Aug.2004)
12. 3月のシーン (live Aug.2004)

2024.5.2 配信リリース
レーベル:OURLIFE MUSIC
規格品番:OLMD-025

残像カフェ
大森元気 Vocal, E.Guitar
大友寛之 Bass, Vocal, Chorus
澤田修一 Drums, Vocal, Chorus

-Support Member-
遠藤雄司 KeyBoard(M1, 8-12)

-Guest Musician-
ビューティフルハミングバード(M3)
小池光子 Vocal, Melodion
タバティ A.Guitar
moo-Chies(M4 & 5)
かちむつみ A.Piano
小島 麻貴二 E.Guitar
若山 実 Percussion
カーブ(M4)
佐野 彰彦 Chorus, Percussion
ワタナベオサム Chorus, Percussion
萩原キョーコ Chorus
萩原拓 Chorus,Percussion

作品サイト
https://zanzow-no-bouquet.jimdosite.com/discography/





◆大森元気(残像のブーケ)
2002年スリーピースバンド「残像カフェ」のボーカル・ギター・コンポーザーとしてデビュー、60〜70年代の和・洋ロックやフォーク、ポップミュージックを独自に解釈した楽曲で支持を獲得、精力的な活動を行った。

解散後はソロ活動のほか、オルタナカントリーロックバンド「花と路地」の結成、中華DUBバンド「泰山に遊ぶ」への参加、映画音楽制作、自主レーベル「OURLIFE MUSIC」の立ち上げなど活動の幅を広げた。また2013年より現在に至るまで あがた森魚のレコーディングやライブに不定期参加している。

2020年、新プロジェクト「残像のブーケ」を始動。2022年春、1stアルバム『残像のブーケ』をリリース。その他配信シングルをコンスタントにリリース中。2年連続出演中のフェス「パンと音楽とアンティーク」でのアコースティックバンド形態でのピースフルなステージも話題になった。

この夏(2024.8.10〜18)、1stアルバムのレコ発および制作中の2ndアルバムの予告を兼ねた全国6ヶ所のミニツアーが決定。残像のブーケ始動後初、大森元気としては11年ぶりのツアーとなる。

残像のブーケ Official Website
https://zanzow-no-bouquet.jimdosite.com/
X(旧Twitter)
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Instagram
https://www.instagram.com/zanzow.no.bouquet_oomorigenki/
YouTubeチャンネル
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最新Live情報
最新情報、詳細につきましては大森さんの公式サイトのスケジュールをご確認お願いいたします。

■2024.7.19 (金) 神奈川・新百合ヶ丘 Bar Chit Chat
■2024.8.10 (土) 京都 Bar キャロルキング
■2024.8.11 (日) 徳島 光陽眼鏡店
■2024.8.12 (月) 兵庫・神戸 カフェ・ド・ジェーム(夕〜夜)
■2024.8.13 (火) 愛知・名古屋 カフェ あらたると
■2024.8.15 (木) 東京・大岡山GOODSTOCK TOKYO(昼)
■2024.8.18 (日) 栃木・宇都宮スノーキーレコード(夕〜夜)


<Cheer Up!関連リンク>

残像のブーケ1stアルバム『残像のブーケ』インタビュー(2022年)
http://www.cheerup777.com/2022oomori.html
特集 Cheer Up! Chrismas 寄稿(2019年)
http://www.cheerup777.com/xmas2019/xmas2019-2.html
新譜情報 『魔法を信じるかい?』花と路地(2013年)
https://ameblo.jp/cheerup2009/entry-11588256518.html
Cheer Up!コラム寄稿(2013年)
http://www.cheerup777.com/column9.html



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