◆当時の担当楽器 フルート、ピッコロ ◆吹奏楽部に入っていた時期 中学・高校 ◆吹奏楽部に入部したきっかけ 友人について来てほしいと頼まれて行ったら何となく入ることになった。 ◆フルートを選んだきっかけ 最初クラリネットを吹いたら音がでず、先輩にあんたは才能がないからフルートに行けと言われて。 ◆どんな練習方法が記憶に残っていますか? 地獄の16拍ロングトーン ◆思い出深い曲、好きな曲について教えて下さい 「スペイン奇想曲」 中学三年で部長になり、指揮者も担当するようになり、コンクールに向けて全力で取り組んだ思い出の曲。 オーケストラを吹奏楽にアレンジして取り組む流行りのはしりだった。 ◆吹奏楽コンクールの思い出 高校一年の県大会で、香川の二強と言われる学校に小編成で挑み最優秀賞をいただけたこと。 ◆失敗談があれば教えて下さい 中学一年のアンサンブルコンテストで、フルートのタンポに唾が詰まり、演奏中ずっとC#の音にベントがかかってしまったこと。 ◆吹奏楽部に入って得たことは何ですか? 一発勝負を経験して緊張することがなくなった。 練習する基本的な姿勢を学べたこと。 ◆現役吹部生へ応援メッセージをお願い致します 努力は報われる!! プロフィール: 1960年、香川県高松市生まれ。 香川大学付属高松中学、高松高校を通じて吹奏楽部でFluteおよび指揮者を担当する。岡山大学入学と同時にJAZZ研究会に入部。20才の時AltoSaxに転向する。大学卒業後、就職のため地元に帰り、セミプロの立場で中四国・京阪神のライブハウスで活動するが、JAZZへの情熱を捨て切れず、1988年上京。都内ライブハウスで活動を開始する。 1990年に村田浩(Tp)&The BOP BANDに参加。1992年にCD『The Blues Walk』にて全面的にフィーチャーされ、一躍脚光を浴びる。1993年末には、キングレコード主催、日本の若手ミュージシャン達による『日本ジャズ維新ジャム』のレコーディングにも参加。その情熱あふれるプレイで多くのファンを獲得する。1994年10月にはドラムの猪俣猛氏の『Japan Just Jazz All Stars』の一員として国際交流基金主催のメキシコ公演に参加、大成功を収める。また、1995年7月には転職情報誌「Be-ing」にその脱サラ人生が大きく取り上げられる。 1996年3月には大西順子(P)QUINTETの一員としてBLUENOTE東京・福岡・大阪の3週間にわたるツアーに参加。Marcus Belgrave(Tp),Rodney Whitaker(B)らと共演し交流を深める。また1997年5月にもJAZZWORKSHOPの一員として二年連続でBLUENOTE公演に参加。さらに高い評価を得る。 1997年6月、待望の初リーダー作『THE GIG』を東芝EMIより発売。SWINGJOURNAL誌主催、97年度「日本ジャズ賞」部門で第三位に入るなど、各方面より絶賛される。98年4月には来日中のBranford Marsalisがこのアルバムを絶賛し、BLUENOTE東京にて共演するチャンスにも恵まれた。99年8月にSLASH!のデビューアルバム「SLASH!」をEWEよりリリース、高い評価を得る。また世界的トランペッター日野皓正に認められ1999年から2009年まで彼のグループにレギュラーメンバーとして参加。国際交流基金主催のインド・パキスタン公演をはじめとしてラオス・カンボジア・韓国・上海などアジア諸国で公演。2005,2009年には佐藤允彦SAIFAの一員としてMoers Jazz Festival、North Sea Jazz Festivalに参加するなど海外でも数多く活動する。2006年にはYamaha Jazz FestivalでPhil Woods Big Bandの一員として参加。その後彼の日本ツアー最終日にシットインするなど、亡くなるまで親交を深めた。2011,2013年には富士通コンコードジャズフェスティバルツアーに参加。特に2013年は日本人としてただ一人参加し、伝説のアルト、Charles McPhersonとのバトルで共演を果たすなど、世界の一流アーティストとの共演も多数。 2000年11月に自己のリーダーバンド「the MOST」を結成。2001年にCD「much,more,the MOST」でデビュー、高い評価を得る。以来、「FORCE」「Because of you」「re:mark」「Luminescence」「True Courage」をリリース。結成十周年記念コンサートを行うなどした後、2013年12月を以て活動休止を発表する。2011年に結成したリーダーバンド「God Hands QUARTET」(鈴木央紹ts,井上陽介b,江藤良人ds)でも2013年4月にデビュー作「GH4」をリリース。2014年には異色のフリージャズピアニスト、スガダイローとのデュオアルバム「We See!!」を発表し話題を呼ぶ。2017年にも第二弾「残照〜Live at Pit inn」をリリースする。2014年からは若手トップミュージシャンたちのユニット、Oaky(宮川純org,横山和明ds)を結成。2016年6月にデビューアルバム「Oaky-Dokey !!」をリリース(ゲスト井上銘g)するなど、若手ミュージシャンの育成にも力を入れている。 また自己のグループでNHK-FM「セッション’97、’98、505、2012、2016」に出演。また2001年10月にはNHK-BS日蘭ジャズ週間に参加、オランダ人ジャズメンとの共演が放映されるなどTV・ラジオ等への出演も多数。 教則本等も、超絶アルトサックス、超絶アルトサックス ザ・スコア、最強のアドリブメーカー、超絶アルトサックス DVD、Jazz sax start guide、など多数出版しており好評を博している。 現在リーダーバンドとして「Oaky」「PhoneBone」「Taurus」を率いる他、スガダイローpとのデュオ、松本茜pとのデュオ、井上智g・安カ川大樹bとのトリオ、香取良彦Jazz Orchestra など多方面で活動中。また、教育活動にも力を入れていて、2005年からは世田谷区の中学生を対象としたドリームジャズバンド(校長:日野皓正)の指導、2007年からは大阪市の50才以上を対象としたHe Knows Orchestraの指導、2013年6月からはYAMAHAの協力で船橋にアマチュアビッグバンド、フォレストシティビッグバンドを創設し、指導を行うなど、精力的にアマチュアミュージシャンたちの指導を行っている。また、2012年から仙台市定禅寺ストリートジャズでYAMAHA Swing Carnivalのファシリテーターとして100人以上に上る参加者のまとめ役を務める。また、洗足音楽大学および飯田ジャズスクール、Da Capoで講師として教鞭をとる。2013年、地元高松市観光大使を拝命。 多田誠司 Official Web http://www.tadasei.net/ https://twitter.com/tadasei |