◆当時の担当楽器 ユーフォニアム ◆吹奏楽部に入っていた時期 中学校1年生(昭和53年1978年)から高校3年生(昭和59年1984年3月)まで ◆吹奏楽部に入部したきっかけ もともと小学校の器楽班(アコーディオンなどを含む器楽合奏)でトランペットを吹いており、当然中学校でも吹奏楽部に入るものだと思っていました。 兄も同じ吹奏楽部で入れ替わりの3学年上だったので、兄を知っている先輩もおり、非常に自然に入部しました。 ◆ユーフォニアムを選んだきっかけ 当初はそのままトランペットを続けたかったのですが、小さいバンドゆえトランペットの新人は一人でいいということでした。オーディションで小学校の同級生と争い負けてしまいました。ちなみにオーディションの課題はマーチ「ブロックM」の冒頭部で、今なら吹けるのに!と悔しいです。 セカンドチョイスでテューバもいいなあ、と思ったのですが、新たにへ音記号を覚えるのも面倒臭く、ト音記号が読めて(当時はまだト音の譜面がたくさんあった)テューバのように構えられるユーフォニアムにしました。 ちなみに最初に持たされた楽器はヤマハの一番安い3本ピストンで、マウスパイプがねじ曲がって赤いガムテープが巻いてあり、二番ピストンが戻ってこないので、一度押すと自分で引っ張り出す、というものでした。ケースの蓋が取れているので、休日はデパートの紙袋に入れて自宅に持ち帰っていました。かえって軽いので良かった。 ◆どんな練習方法が記憶に残っていますか? 先輩が、ユーフォならこのくらい吹けなきゃ、とくれた青い!コピーの、バッハの無伴奏チェロ組曲1〜3番をとにかく吹いていました。練習というのとはちょっと違う。もてあそぶ感じです。 あと並列4本ピストンでのクラークのテクニカルスタディ2番?いや3番かな。 ◆思い出深い曲、好きな曲について教えて下さい 最初のコンクールで演奏した「砂丘の曙」という行進曲。ピストンが戻らないので、冒頭のラーシドシド(in Bb)を吹く時、1回押した2番を素早く引き戻してBb音を確保していました。あの頃は機敏だった。 好きな曲はいっぱいあって、最早選べません。 ◆吹奏楽コンクールの思い出 最初のコンクールは体育館でした。県大会はホール近くの公園でチューニングして、ぞろぞろ横断歩道を歩いてホール入りして演奏していました。 ◆失敗談があれば教えて下さい 大人になってからの方が多いので昔の失敗は忘れました。 ◆吹奏楽部に入って得たことは何ですか? チームワークを学べた。仲間が出来たこと。恩師に学べたこと。音楽が好きになったこと。 ◆現役吹部生へ応援メッセージをお願い致します 時代は変わりましたが、吹奏楽は変わっていません。音楽への熱意を楽器に向けて、出来る事を、やりたいことを全部やろう! 牛渡克之(うしわた かつし)プロフィール 宮城県出身。東京藝術大学大学院修了。スイス・ベルン音楽院留学。国際ユーフォニアム・チューバ協会(ITEA)世界大会におけるソロコンクール第1位。これまで三浦徹、ジェームス・ガーレイの各氏に師事した。現在岩手大学准教授。 初のCD「うしし」(ブレーン株式会社)好評発売中です。 『うしし』牛渡克之 【曲目】 ユーフォニアムと弦楽アンサンブルのための協奏曲(啼鵬) 1.I.Allegro moderato 2.II.Chaconne:Adagio 3.III.Ostinato:Adagio〜Allegro 4.シャコンヌ舞/バッハを讃えて(山田武彦) 「四季」より冬(A.Vivardi/arr.山田武彦) 5.Allegro non molto 6.Largo 7.Allegro 8.3つの描写より「ローガランド」(R.Dewhurst) 3つの風情(小室昌広) 9.I.Waltz 10.II.Bossa-Nova(Style of Joao Gilberto) 11.III.Blues"Which is B,Si♭or Si??" 12.星降る夜(松下倫士) 13.月蝕(啼鵬) 14.トロイカ?いいね!(K.Jenkins) 15.歌劇「イーゴリ公」より「だったん人の踊り」(A.Borodin/arr.啼鵬) 16.スリーピング モモンガ(啼鵬) 17.ファンク(A.Vizzutti) 発売日:2017/02/01 商品コード:OSBR-33013 メーカー:ブレーン株式会社 |