■大島輝之(Teruyuki Oshima) ◆This Heat - Horizontal Hold 多分記憶にある限りで、音楽を、迷路を組み立てるかのように作曲されたのを聴いた初めての曲。 P.I.LのフラワーズオブロマンスとかDEVOのファーストとかTalkingHeadsのリメインインライトとかキャプテンビーフハートとかも建築的という意味では似ているし、その以前から聴いてはいたけど、この曲は歌がないせいか、あくまでもクールでひたすら感情がないし、全く先が見えない。価値観を変えられた曲です。 ◆Public Image Ltd. - Four Enclosed Walls これもthisheatと同時代の曲ですが、このドラム以外ほとんど楽器がない、水の様なシンセの効果音と、ピアノと何かの楽器の逆回転とジョンライドンの声だけというのに本当にやられた感がありました。20歳くらいのころ、この曲ばかり聞いていた気がします。 ◆The Beach Boys - Wonderful この曲を最初に聴いたのはSmily Smileバージョンで、後に出たSmileバージョンも好きなんですが、どちらかというとSmily Smileバージョンの方が今でも好きです。BrianWilsonのかすれ気味の低い声とメロディーの奇妙さと複雑なコード進行にとても驚いたのを覚えてます。絶妙に不思議な世界観で、勝手に自分の中でWonder-fulと区切って考えてたりしてます。 大島輝之 プロフィール: 音楽家。sim、liiil、弧回、ソロ他多数のユニットを主宰。幾何学的な作曲、歌もの、即興演奏など活動は多岐に渡る。 エンジニアとしてはいくつかのアルバムで大島が録音・ミックスしている。 2003年feep「the great curve」(mao) 2005年sim「sim」(WEATHER/HEADZ) 2006年sim featuring kamura moe「common difference」(midi creative) 2006年大島輝之ソロアルバム「into the black」(East Works Entertainment Inc ,Body Electric Records) 2008年gnom°(大島輝之ソロユニット)「Enigma Variations」(mao) 2009年sim + otomo(大友良英)「Monte Alto Estate」(doubt music) 2011年大島輝之ソロアルバム「The Sounds Fur Klastar Point」 2011年sim「second:sim」(doubt music) 2012年弧回「纏ム」 2013年大島輝之+坂口光央「wormhole」(doubt music) 2014年大島輝之&大谷能生「秋刀魚にツナ」(unknown mix/HEADZ) この他にも、多数のコンピレーション、参加ユニット、演奏などでのリリースがある。 ◆最新CD情報 大島輝之&大谷能生「秋刀魚にツナ 〜 リアルタイム作曲録音計画」 HEADZ-193 \ 2,052(税込) ◎大島輝之live info. http://hello.ap.teacup.com/ohshima-sim/ ◎ト調 http://www.tochoh.com/performer/P805/event ◎Soundcloud https://soundcloud.com/#teruyukioshima https://twitter.com/oooooshima |