CHEER UP! COLUMN 「初雪や」 中村タイチ 今日、初雪を京都で見ました。皆さんはもう見ましたか? うっすら冬化粧する神社を見ると、師走の慌ただしさを一時忘れさせてくれますね。 雪には色々な雪があると思いますが、大きく2つに分けると粉雪に代表するサラサラした小さな雪、ボタ雪と呼ばれる大きな雪に分かれるかと思います。 ヒット曲で例えると、粉雪系はユーミンの「恋人はサンタクロース」山下達郎「クリスマス・イブ」のようなオシャレ雪。 ボタ雪は、石川さゆり「津軽海峡冬景色」のような演歌のイメージでしょうか。 僕の実家は福井で雪国だったのですが、圧倒的にボタ雪。モダンなサラサラ雪にずっと憧れました。 なぜかというと、やはり日本海という特性上暗いイメージが強かったのでしょう。 確かに、苗場スキー場のような粉雪はひらひらと舞い華やかなのは間違いない。 ですが、ボタ雪の様な重い雪こそ、その地域のカラーを表しているのではないでしょうか。 まず、一度降り出すと数日やまず、皆も家でじっと待ち、耐える。 さらに、その中で囲炉裏や炬燵を通じ少人数でコミュニティーを広げる。 雪対策の為、助け合う雪かきの様な作業も欠かせません。(最近はそこまで降りませんが) 白川郷であれば定期的に藁の交換作業まで数ヶ月かけて今でも行っています。 なので、重たいボタ雪の県民性は雪と共に育まれたといっても過言ではありません。 実は雪にも古来から色々な種類に分けられております。 この冬、色々な種類の雪を見て、触って感じてみてはいかがでしょうか? 太宰治 「津軽」冒頭より 津軽の雪 こな雪 つぶ雪 わた雪 みづ雪 かた雪 ざらめ雪 こほり雪 |
中村タイチ プロフィール: Guitar/Compose/Arrange/Produce 高校生のときにキーボードを始め、バンド活動や音楽学校を通じて様々な音楽ジャンルに触れながら独自の音楽性を身につける。 2002年に森山直太朗「乾いた唄は魚の餌にちょうどいい」アレンジにて、本格的に音楽活動を開始。 2003年にシングル、2004年にアルバムがオリコンチャート3週連続1位を獲得という快挙を成し遂げる。 同年事務所に所属、数々のアーティストのアレンジ、プロデュースなどを行う。所属10周年を期に2013年所属事務所から独立。 株式会社ハイレゾミュージックを設立して(予定)、次世代の音楽スタイルを提案する活動も開始する。 ギター等の生楽器を基本に常に「いい音」を追求し続ける、新進気鋭のクリエイター。 中村タイチ Official Web(bluesofa) http://www.bluesofa.co.jp/html/artist/taichi.html |