キーボーディストのDIEさんが2年ぶりのソロアルバム『Astronauts』を発表した。
日本語歌詞のDIEさんの歌はLOVEに溢れておりあったか〜い気持ちになれる曲ばかり。また、インストはDIEさんの意外な一面も感じられる楽曲群でバラエティに富んだ内容だ。
前作の『音の処方箋』同様、優しさに包まれ癒されること間違いなしのこのアルバムについてDIEさんにお伺いした。いつもパワフルなイメージのDIEさんだけど、親近感を感じて優しい人柄に心惹かれるはず。まだDIEさんの音楽に触れたことのない方にもぜひお薦めしたいこのアルバム、まずはインタビューを読んでみて頂きたい。(2018年9月)


---前回ソロ作『音の処方箋』から2年ぶりのフルアルバム。
このアルバムを作ろうということになったきっかけを教えて頂けますか?
今回のアルバムは歌ものが多いのですね。


DIE:2年で1クールというかそろそろ創作欲求が出てきたのはありますね。
ちょうど3月にスプレビ(hide with Spread Beaver) のチロリンやLADIES ROOMのジョージとアコースティック3マンツアーをまわってて、新曲やりたいなぁってすごく思って、同時に彼らのステージを客席から見てて、当たり前なんだけど、歌とか言葉とか持ってるパワーってライブで共有できるとても重要な要素だなぁって改めて感じて。
それで、歌もの多く歌詞もほぼ日本語という形になったのかなぁと。

---タイトル『Astronauts』について。
曲のタイトルにも宇宙を思わせる曲がいくつかありますが、このタイトルに込めた思いについて教えて頂けますか?
ロケットに乗って宇宙にいるDIEさんが、地球上の愛する人たちへメッセージを送っているようなイメージを持ちました。


DIE:『Astronauts』って宇宙飛行士って意味ですけど、俺がロケットに乗って宇宙にいるわけではなく、地球が宇宙に浮かぶ宇宙船で、地球にいる生き物はみんな宇宙飛行士だよっていう発想です。

これは一曲目の「SPACESHIP NOW」にも通じるんですが、地球という宇宙船に今乗ってるんだ、そして人生の旅と冒険を同じ時間軸で共有してる喜びみたいなものを表現したくて。

---そういうことだったんですね!
今回のアルバムジャケットはスマイルのDIEさんのアップですが、これがなんとも言えずいい表情で。
このジャケットについてはご自身のアイディアですか?


DIE:これはもう100%デザイナーのサカグチケンのアイデアです。
BUCK-TICK、LUNA SEA、MAD CAPSULE MARKETS などで90年後半のロックデザインを牽引した天才デザイナーのケンちゃんが今回関わってくれて本当に感激です。
俺のデモ段階の数曲を聴いてくれて、
「このアルバムは、DIEの、全世界に向けての LOVE SONG ALBUMなのです。だからDIEちゃんの顔立ちアップで行こう!!」って。。やっぱり天才でした(笑)。





---ここからはアルバムの曲についてピックアップしてお伺いします。
アルバム全体にLOVE SONGが多くて歌詞もさらっと聴くと恋愛のようなのだけど、でも歌をじっくり聴くと、ファン・仲間・ご家族などへの大きな"LOVE"を感じました。
1曲目の「SPACESHIP NOW」には特に励まされ癒されましたし、シンプルに元気が出ました。


DIE:このアルバムを作るにあたって最初に出てきた言葉が、「僕はこの場所で満足しているよ」でした。
若い頃からいつも「ここは俺の場所じゃない。まだまだ行ける」とハングリーこそパワーだと思ってたんだけど、現状に満足せず不平不満を言うより、自分のいる居場所に満足して進んで行くほうが幸せだって感じる歳になったのかもね(笑)。

---「IF」は、こんな素敵な曲を男性から贈られたらかなりときめきますね!

DIE:シンプルでストレートでちょっと赤面するような恥ずかしい言葉だけど、ぐっとくる言葉で愛を伝えられたら、やっぱり伝えられたほうは嬉しいんじゃないかと。

---インスト3曲もとても印象的でした。
「愛情探査機」は打ち込みとピアノの絡み合いがかっこ良くてイメージが膨らみます。意味深なタイトル!
「フラクタル理論」は、まるで模様を描くかのようなピアノソロ。「ヒトリトカゲ」は寂しさを感じましたね。哀愁や切なさ、でも3曲とも聴いててかなり癒されました。
DIEさんの歌モノもいいけど、やっぱりインストもいいし、両方味わえる贅沢なアルバムと感じますね。


DIE:本当は「音の処方箋2」を作ろうとしてて書き溜めてた曲でした。
「愛情探査機」は、SFチックな発想で、愛情を調べられる小さな飛行物体みたいなものがあって宇宙船としての地球がいろんな旅の途中に住みゆく人々の愛情の深さを探査していくみたいな映像が浮かんでます。





---「エンドルフィン」は最近のDIEさんの本音が詰まっているのかな?と感じました。
世の中のイライラ、ギスギス、不条理。でも最後には希望もあるような。何度も歌詞を噛みしめてしまいます。


DIE:これは、僕の3人の子供たちが未来に向かって成長していくときに今の不条理な世の中で大丈夫かなぁって思って書いた曲です。俺らが子供のときに描いたキラキラした未来像があって欲しいなぁと。

---ゆったりしたナンバー「DEEPER」は、歌詞はもちろんサウンドもメロディーもとても良くて、かなりあったかい気分になれました。エレピのキラッとした音もきれい。寝る前に聴きたいです。

DIE:これは、最初はノラジョーンズみたいに優しく歌って歌の合間にちょろっとエレピをオシャレに弾くみたいなスタンスの曲があってもいいな、と思って書き始めたんですが、声も歌も遠く及びませんでした(苦笑)。
でも、恋する気持ちみたいなものはシンプルに表現できたかなと。

---「LOVE LETTER」はDIEさんの等身大の姿なのかな、と感じました。華やかな場所にいる憧れのミュージシャンであっても一人の人間。そう感じさせられて。ライブで聴きたい一曲。
最後の「ありがとう」にファンは全員キュン!としたはず。


DIE:これはライブのMCでは言っちゃってるんだけど、「地球にラブレターを書いてみました」。
地球の愛に甘えてしまって、ずっとずっとありがとう、って気持ちがいつしか心の中の神様にもありがとう、いつも応援してくれてるファンの人にもありがとう、ってなっていってしまった(笑)。
それは今の僕の等身大の気持ちでどちらに対しても愛を込めてありがとうなんです。



---次回アルバムの構想や今後の活動予定などについて教えて下さい。

DIE:早い段階で「音の処方箋2」制作に着手していきたいです。
音楽活動いつまでできるかわからないし、ライブだってあと何年できるのかわからない。できるうちにできることをやっていきたいです。

11月中旬からツアーもやります。
是非遊びに来てください。

---どうもありがとうございました!アルバム「音の処方箋2」も楽しみにしております。




『Astronauts』DIE

01 SPACESHIP NOW
02 PARALLEL
03 愛情探査機
04 IF
05 エンドルフィン
06 STRAY MAN
07 フラクタル理論
08 DEEPER
09 ヒカリトカゲ
10 LOVE LETTER

入手方法:DIEさんのサイトで通販しています。
http://www.die1964.com/shopping/shopping.html



DIE プロフィール:
hide (X JAPAN)とGLAYのサポートキーボーディストとして名を馳せる。
また数々のプロデュース&アレンジをこなしながら、hide with spread beaverに参加したことをきっかけに自身もソロ活動を開始。 2009年からは、ロックキーボーディストによるヒーリングピアノに挑戦し、2012年からは大澤誉志幸と「渡り鳥ツアー」と称して全国アコースティックツアーを敢行。

またRa:IN(G.PATA/B.michiaki/Dr.TETSU/Key.DIE)のメンバーとして国内はもとより、北京やパリ、チェコの音楽祭や台湾、ヨーロッパ各国など海外などでも活動中、他にも奇才パーカッション、スティーブエトウ氏や、「RIZE」のkenkenらと「二枚舌」というバンドでも活動。
最近では、MAD大内(ex.ANTHEM)と二人でKISS THE WoRLDというユニットを作り、精力的に活動し、国内ツアーの他に、シンガポールや香港でもライブを敢行。
2016年、「音の処方箋」をリリース。
2018年、ソロアルバム「Astronauts」をリリース。

DIE OFFICIAL SITE
http://www.die1964.com/info/

DIE Twitter
https://twitter.com/pukapyu




♪DIE 最新Live情報
※ご予約の際は、最新情報や詳細については、DIEさんの公式サイトで予めご確認をお願い致します。
http://die1964.com/schedule/

2018/9/22(土) DIE solo with KIYOSHI @新横浜 strage
Kiyoshi a.k.a freeman meets DIE
出演:DIE / Kiyoshi a.k.a freeman
OPEN 18:00 / START 18:30
ADV.\4,000 +1drink



DIE Astronauts Tour 2018!!

2018/11/16(金)名古屋 CABALLERO CLUB ワンマン
OPEN 18:00 /START 19:00
adv.\4,000+1drink / door \4,500+1drink
終演後軽い打ち上げ有
チケット予約は http://die1964.com/ticket.html

2018/11/23(祝)大阪 POTATO KID ツーマンw/極彩G12
OPEN 18:00 /START 19:00
adv.\3,500+1drink / door \4,000+1drink
終演後アフターパーティー有(\1,500 1drink 1food)
チケット予約は http://die1964.com/ticket.html

2018/11/25(日)千葉東金 HERO DIEソロ+セッション
OPEN 19:00 /START 19:30
adv.\3,500 1drink付き/ door \4,000 1drink付き
チケット予約は HEROまで
0475-53-6555 18:00-24:00(定休木曜日)
千葉県東金市堀上249-4 堀上ビル3F



2018/12/1(土)東京北参道 GRAPES 昼夜2回公演
昼公演ワンマン
OPEN 13:00 /START 14:00
adv.\4,000+1drink&snack \1,000 / door \4,500+1drink&snack \1,000
夜公演 スペシャルゲスト: NAOKI SHIMADA (PSYCHO CANDIE,廣嶋)
OPEN 18:30 /START 19:30
adv.\4,000+1drink&snack \1,000 / door \4,500+1drink&snack \1,000
終演後軽い打ち上げ有
チケット予約は http://die1964.com/ticket.html

*全ての公演は定員に達し次第売り切れとさせていただきます。
入場順は大阪、千葉公演は開場前並んだ順、名古屋、東京公演につきましては抽選とさせていただきます。
一回の予約で複数箇所のお申し込みができます。
一回の予約で4名様までお申し込みができます。


<Cheer Up!関連リンク>

DIE『音の処方箋』インタビュー(2016年)
http://www.cheerup777.com/die2016.html

新譜情報『音の処方箋』(2016年)(DIEさんからのコメント有)
http://ameblo.jp/cheerup2009/entry-12173690173.html

特集:あなたにとってのCheer Up!な音楽教えて下さい♪(2014年)
http://www.cheerup777.com/cheer/die.html



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