ベテランのサックス、フルート奏者であり、作曲・アレンジ・音楽教育など幅広くご活躍の菊地康正さん。
Cheer Up!では、大野方栄さんのアルバムご参加にあたり、度々コメントをお寄せ下さっている。
菊地さんがこの1月、ニューアルバム『Reborn Again』をリリース。オリジナル曲からスタンダードナンバーまで、まさに魅惑の演奏とアレンジで酔いしれさせてくれるアルバムだ。
参加メンバーも日本のジャズ/ラテンシーンのベテランプレイヤー達。
贅沢なひとときを楽しめるこのアルバムの詳細と、菊地さんの長きにわたる音楽人生について、様々なエピソードと共にじっくりお答え頂いた。(2016年3月)



---今回のアルバムタイトルは『Reborn Again』、そのタイトルに込めた想いを教えて下さい。


菊地:19歳からプロ入りしましたが、高校生の頃からジャズの勉強はしておりました。
そこから42年以上プロとして、サックス、フルートの演奏、教授、作編曲を生業としてやってきました。

でも芸の道、アートの道に終わりはなく、毎日が生まれ変わりです。
今回は、素晴らしい音楽家の皆さんとの共演で、その思いをいっそう強くしたのでタイトルを、Reborn again としました。
もちろん今日も明日も。


---今回のアルバムにはJAZZのみならず、フュージョン、ラテンなどジャンルを超えて活躍されているミュージシャンの方々が大勢参加されています。
プロデューサーの生平容一氏の発案でこういったアルバムになったとのこと。
そのあたりをもう少し詳しく教えて頂けますか?



菊地:僕は、ジャズに限らず、子供の頃から、吹奏楽、クラシック、ラテン、リズムアンドブルースが好きで親しんできました。
色々な人が言っていますが、ジャンル分けにたいした意味はなく、色々な分野に素晴らしい音楽と、まあそうでもない音楽があると言うことです。

ジャズの良いところは、即興性、スリルにあるし、吹奏楽、クラシック、ラテン、世界の民俗音楽、色々な黒人音楽にも、それぞれ独特のリズムのノリがあり、僕の場合は、その色々な分野の超一流の奏者、歌手と接触する機会が多かったので、口では表現できない、学んだエッセンスを表現するには今回の2つのリズムセクションのチームが必要でした。


---アレンジは森村献さんと菊地さんで分担なさったんですね。


菊地:僕は、アレンジャーでもあるわけですが、今回は、日本のフュージョンシーンとの直接の接触があり、ラテン界の大御所である森村さんに僕の楽曲を料理させてみようというのが、プロデューサー生平氏の意向でした。


---レコーディングはどんな感じで進められたのでしょうか?


菊地:終始和気藹々で、久しぶりの人もいれば、初対面の人も居ましたが、お互いの音楽にリスペクトを持った素晴らしいレコーディングでしたよ。
プロデューサーの意向で、専門のコックを雇い、素晴らし美しい美味しい料理を休憩時間に頂いたのも良い結果となりました。


---ここからは一曲ずつお伺いします。


◆1.My Spanish Key(Kose)
---菊地さんのオリジナル曲。ご自身のアルバムでは3度目の収録、菊地さんの代表曲の一つといえるのではないでしょうか?
ライナーノーツによると、コルトレーン、マッコイ系のサウンドにカリビアンなダンスミュージックを融合したとのこと。森村献さんのピアノでラテンの心地良さを感じながら、フルートのメロディにうっとりします。愛川聡さんのクラシックギターも効果的ですね。



菊地:この曲は難産でしたが、アドリブ奏者にとっては、前半は宇宙的自由、後半は枯れ葉に似たジャズのコード進行が、腕の見せ場になるので、色々な人に挑戦して欲しい曲です。
曲自体に宇宙的な広がりがあります。



◆2.Ocean Drive(Kose)
---こちらも菊地さんのオリジナル曲。ラテンのリズムにのせてテナーサックスで奏でられるあったかいメロディーがいいですよね。ピアノの優しい音色も印象的です。爽やかで心地良いイメージを感じました。
曲の中盤からは高橋ゲタ夫さんのベースをはじめ、各プレイヤーの聴きどころも多いですね。



菊地:もう30年前に作った曲です。
自分では日本的な情緒が入っているところが気に入っています。



◆3.Once I Loved(Antonio Carlos Jobim)
---A.C.ジョビンの名曲。テナーサックスで大人の色気たっぷりに奏でられる切ないメロディーに聴きほれる、幸せなひととき。
テーブル席のあるライブハウスでお酒を飲みながら菊地さんの演奏を聴いてみたい!と思わされる曲です。



菊地:有り難うございます。
歌心、ストーリーを聞いて欲しい曲です。



◆4.A Remark You Made(Joe Zawinul)
---ウェザー・リポートの数ある曲の中でも有名なナンバー。
原曲とは違った良さのあるアレンジで、フレットレスベースやクラシックギターが美しいですね。
菊地さんはこの曲では韓国製サックスを使用なさっているとのこと。他の曲とは響きがまた違うなぁと思うのですが、このサックスとの出会いや、どんな楽器なのかを教えて頂けますか?



菊地:昨年夏に韓国でコンサートの仕事があり、たまたま知り合った韓国メーカーの社長が僕の演奏を生で聴き、エンドーサー(楽器を貸与される代わりにアドバイスをする人)を依頼されました。
つまり楽器を貰ったわけです。

今までにない金属(ブロンズブラス、つまり銅の多い真鍮に銀メッキ)という世界でも珍しい楽器で、音色の芯があり艶があり柔らかいという素晴らしい楽器です。



◆5.Lonely Lady(Michal Lang Anthony)
---スタン・ゲッツの演奏で有名な曲ですね。タイトルどおり、ちょっと寂しい物憂げなメロディー。
アルバムをここまで聴いて、菊地さんのテナーとフルートに酔いしれ、共演のベテランプレイヤーの皆さんの演奏もたっぷり味わえて、ゴージャスなアルバムだなあと実感しました。



菊地:上質なくつろぎを感じて頂ければ幸いです。



◆6.Les Parapluies de Cherbourg(Michael Legrand)
---ミシェル・ルグランの有名なナンバー「シェルブールの雨傘」
フルートと西直樹さんのピアノが相性抜群。途中からは浜田均太さんのビブラフォンが入ってきて、終盤のピアノ、フルート、ビブラフォンの絡みが美しいですね。



菊地:僕のフルートは美しく歌う面と激しく攻撃的な面があり、両面を楽しめる楽曲です。



◆7.砂の器(千住明)
---これまで何度も映画化・ドラマ化されている作品『砂の器』より、2004年作品で千住明さん作曲のドラマティックなテーマ曲。菊地さんのアレンジ・物悲しいフルートにより、一層切なさが増した感じがします。
菊地さんは映画ではどんな作品がお好きですか?



菊地:映画は、色々見ますが、コメディ、SF、歴史物は大好きです。
僕も日本人ですが、日本人の好きな悲しいマイナーメロディを狙っています。



◆8.Falling Love With Love Blues(L Hart/R Rodgers)
---邦題は「恋に恋して」。ミュージカル「シラキューズから来た男たち」のナンバー。
テナーの演奏の素晴らしさ、音色を変幻自在に吹く菊地さんの凄さが伝わります。
速めのテンポが心地良くて、こちらもまたライブで聴いてみたくなります。



菊地:メディアムテンポのこういったナンバーは、自由にフレーズを組み立てて歌う楽しさがあり、ライブのたびごとに色々なアィデアが湧いてきて、同じ演奏になることは決してありません。
是非ライブを聴きに来て下さい。



◆9.Nostalgias de Bossa(Luis Sallinas)
---アルゼンチンのギタリスト、ルイス・サリナスの曲なんですね。
ルイス・サリナスは初めて知りましたが、楽曲の美しさに気になる存在になりました。
今回の選曲は全て菊地さんの選曲ですか?



菊地:選曲は、すべて僕のライブのレパートリーで、プロデューサーと共にそこから選びました。
メンバーを選び、メンバーには相談していません。



◆10.But Beatiful(Johnny Burke)
---ビング・クロスビーの映画「南米珍道中」で使われたナンバーで、多くのアーティストにカヴァーされたスタンダード。
胸に迫ってくるテナーの音色。この曲は長く演奏していらっしゃるのですか?



菊地:もちろん長く演奏しています。
ライブのレパートリーには寿命があり、良い曲だなと取り上げ、飽きるまでやり続けます。
それが長く持つ曲と、短い曲があります。長く持つ曲はそれだけ奥深いのだと思います。
先の「Ocean drive」は30年前の曲ですが、飽きると言うことがありません。不思議です。



---菊地さんがアレンジなさる時に、心がけていることがあれば教えて頂けますか?


菊地:アレンジの極意は、focus といって、今の焦点は何かと言うこと、その焦点以外のものを極限まで削り落とすこと、ダイエットすることに尽きます。
無駄なことはしないと言うことです。



◆11.Secret Love(Sammy Fain)
---ドリス・デイ主演のミュージカル映画「カラミティ・ジェーン」の主題歌。
アップテンポの軽快な演奏でアルバムの締めくくりですね。
菊地さんが朗々と吹かれるテナーの音色、本当に心地良くて、もっと菊地さんの演奏を沢山聴きたくなる、そんなアルバムですね。



菊地:有り難うございます。



---ここからは菊地さんの音楽ヒストリーについてお伺いします。
小さい頃は、どんな音楽を聴いていらっしゃいましたか?



菊地:胎教にはモーツァルトだったそうです。
小さい頃は父の演歌、母の昭和歌謡、ラジオテレビ、ステレオ、FM放送開始と音楽文化の歩みと共に生きてきましたが、小学4年生でスタンリーブラック楽団のジャングルドラムスやババルー、アンダルシアなどのオーケストララテンを聞き、何という色彩にあふれた音楽なのだろうと、音楽に目覚めました。
同時期にビートルズが出ていますが、あまり興味なかったですね。



---中高は吹奏学部で活動、チューバ、サックス、クラリネットなどを担当なさっていたとのこと。
ジャズに興味を持ち、高校時代にはジャズバンドを結成されたそうですが、特に好きだったジャズメンは?



菊地:当時、ナベサダ、ヒノテルがブームでしたので憧れましたよ。
中波やFMで番組を持っていた(渡辺)貞夫さんはいつも聞いていたし、マイルスが電化し始めた頃で、日本の状況もリンクしてスリリングでした。今よりジャズ、ロックは世の中に対して存在感をもっていました。
マイルス、コルトレーンは良く聞いていました。そう言う時代だったのです。



---19歳で上京してキャバレーのバンドマンからプロ活動を始められたとのこと。
キャバレーでの演奏のお仕事はどんな感じでしたか?



菊地:当時はまだキャバレーがありましたので、ジャズを志す若者は、キャバレーで日銭を稼ぎ、練習勉強して居る人が多かったです。
その後キャバレーの仕事は衰退、歌伴と呼ばれる歌手のバックバンド、スタジオ仕事に次第に入っていきますが、それに伴う技術とコネを得るまでやはり数年かかりました。
ここには書けない面白いエピソードは沢山あります。



---テナーサックス奏者の松本英彦さんに師事なさったとのこと。
松本さんはどんな方でしたか?



菊地:にこにこしているが怖い方でした。
でもその才能を認め東京ユニオンの高橋達也はじめ色々な方にご紹介頂いたことが、現在につながっています。



---多数のミュージシャンと一緒に演奏なさってきた菊地さん。
その中で、ピアノの世良譲さんとの想い出やエピソードなど教えて頂きたいです。
ドラムのジミー竹内さんとも一緒に演奏されましたか?



菊地:世良さんは、若い人にも無名なかたにも分け隔て無く、暖かく接して下さる人間的にも素晴らしい人で、ピアノはゴージャスな大人の味の演奏をされる方でした。その後どんなピアニストと共演しても、音色が地味で内容も子供に聞こえるので困っています(笑)。

ジミー竹内さんは、職人気質を絵に描いたような方で、ハイハットだけで15分ソロをやって拍手が来る真の芸人でした。



---海外ミュージシャンではサラ・ボーン、ヘレン・メリル、アンディ・ウィリアムス、サルバトーレ・アダモなどのサポートをなさったとのこと。印象的なエピソードがあれば、ぜひご披露お願い致します。


菊地:アンディ・ウイリアムスは、アメリカの国民的歌手ですが、必ずオケのメンバーにステージ上で感謝の意を表す真の紳士でした。
音楽だけでなくそのステージマナーに感激しました。



---1992年からサックス・アンサンブル実験集団として「サックス・マシーンズ」を主宰なさっており、2000年にはアルバム「Sax machines」をリリースなさっています。
このユニークな集団を思いついたのはどういった経緯ですか?



菊地:僕は、三木敏悟に付いて、作曲理論、オーケストレーションも一通り学びましたが、実践して経験を積むために結成しました。有る程度成果を出したのと、バンドの管理上で壁があり解散し、ここ数年再開しています。大阪チームと東京チームがあり、大阪チームが活動を続けています。

今までのスコアとパート譜面を会わせると厚さ15センチの譜面束になります。全て取ってあり未だに書き続けています。



---長年にわたり教育活動にも熱心な菊地さん。
サイトを拝見すると、音感教育(耳の訓練)に重点を置かれているそうですね。
音楽教育についての最近のお考えを教えて頂けますか?



菊地:大人を教えるのも決して無駄ではないが、幼児、小学生位の内に、才能を伸ばすのが最上であると考えています。
時期を見て、子供の音感教育に取り組みたいと思います。



---演奏活動に音楽教育にご多忙な菊地さんですが、リフレッシュ方法や音楽を離れたご趣味はいかがですか?


菊地:最近は、体力維持は、歩くこと、軽い体操、ストレッチなどですが、料理とダンスが好きで、何時も料理しながら踊っています。
社交ダンスは3年ほど習っておりました。サルサにも挑戦しようと思います。



---このWEBマガジンのインタビューでは恒例の質問です。
菊地さんにとっての「Cheer Up!ミュージック」を教えて頂けますか?



菊地:アルジャロウのアルバムが好きで何時も聞いています。



---今後どんなアルバムを作りたいとお考えですか?
また、音楽活動における展望や夢なども教えて頂けますか。



菊地:フルートだけのアルバム。ラテン音楽だけのアルバム。一人でオケを持参して、日本全国、韓国中国台湾などをコンサートツアーが出来ればと考えています。

教材としてのDVDを沢山作る予定で、既に製作に入っています。
ここ10年間に3枚しかアルバムを出せなかったので、年に一枚のペースで出していきたいです。



---貴重なお話を沢山お聞かせ頂きまして、どうもありがとうございました。








『Reborn Again』 菊地康正

1.My Spanish Key
2.Ocean Drive
3.Once I Loved
4.A Remark You Made
5.Lonely Lady
6.Les Parapluies de Cherbourg
7.砂の器
8.Falling Love With Love Blues
9.Nostalgias de Bossa
10.But Beatiful
11.Secret Love


<参加メンバー>
菊地康正(ts、fl)
森村献(p,arr)
愛川 聡(gt)
高橋ゲタ夫(b)
市原康(dr)
外山明(dr)
都筑章浩(perc)
大儀見元(perc)
西直樹(p)
安カ川大樹(b)
小松伸之(d)
浜田均太(vib)

プロデューサー:生平 容一
エグゼクティブプロデューサー:岩田 誠
デザイン:早川 貴章事務所
2015/10月東京録音

発売日: 2016/1/8
レーベル: VIRA Records
価格:2,800円(税込)

購入はこちら
http://kose-sax-flute.jp/tape_notes.htm

















菊地康正 プロフィール

秋田県生まれ、中高は吹奏学部で活動、チューバ、サックス、クラリネットなどを担当。
クラシックギター、ピアノなども独習する。
ジャズに興味を持ち、高校時代にはジャズバンドを結成。19歳で上京してキャバレーのバンドマンを振り出しにプロ活動開始。
サックスを松本英彦(ts)に、音楽理論は三木敏悟に師事。次第に頭角を現し、三木敏悟とThe Inner Galaxy Orchestra、つのだひろ & Japs Gaps などに参加。 以降主にジャズ、ポップスの一流アーティストのサポート・ミュージシャン、スタジオミュージシャンとして活動。
サポートしたアーティストは、アイドル系からジャズ、ロック系まで多数。
例えば矢沢永吉(vo)、日野テルマサ(tp)、世良譲(p)。
来日した海外の演奏家のサポートでは、サラ・ボーン、ヘレン・メリルなど。またスイスのモントルージャズ祭、オランダのノースシージャズ祭、オーストラリアでの演奏など、海外での演奏、来日有名音楽家との共演経験も豊富。
自身の初リーダーアルバムの発表(1984年、Eternal Lover)、芸能界の仕事、スタジオの仕事で多忙を極めたが、自分を見直すために、1988年に渡米、ニューヨークに半年滞在して、見聞を広め自分を見つめ直した。
帰国後、教本の執筆や、1992年から10年間、4サックス・アンサンブル実験集団としてサックス・マシーンズを主宰、横浜ジャズプロムナードなどコンサート、ライブ、NHKなどラジオ放送への出演、アルバム制作等を10年にわたって続けた。
2000年のアルバム「Sax machines 」(Viraヴィーラレコード)発売後、2003年には、日韓文化交流の一環として、韓国のソウルナショナルシンフォニーオーケストラとサックス・マシーンズの共演も成功させた。
並行して、長年にわたり教育活動も行っており、東京、横浜、名古屋、大阪の各教室で教鞭を執る傍ら、管楽器では珍しい通信教育も実施、成果を上げており、卒業生は数百名を数える。
教本も多数執筆出版しており、Play the Alto sax、Play the Tenor saxの各シリーズは、7冊を数える。
2006年発売のアルバム「My spanish key」を機に全国ツァーも成功させた。
2010/9/6、チャリティコンサート/ジャズとシャンソンの夕べを東京大井町きゅりあん小ホールにて河津延樹(Vo)稲里ひろみ(Vo)らと開催、成功させた。日本の森林と水源を守る、日本熊森協会、NPO法人奥山保全トラストに十数万円の寄付を達成。

菊地康正のサックスのサックススタイルは、モダンテナーの二大源流、ジョン・コルトレーン、ソニーロリンズの研究に始まり、影響を受けたテナー奏者としては、その師・松本英彦を始めとしてレスター・ヤング、スタン・ゲッツ、ジョー・ヘンダーソン、アーチー・シェップ・・・など。
その影響を自らの内に、巧みにブレンド、・・・熟成。物まねではない、オリジナルなボイスを持つ個性的なテナー奏者との評価が高い。
今までに共演した主なアーティスト:中本マリ、阿川泰子、つのだひろ、河合奈保子、渡辺美里、矢沢永吉、由紀さおり(vo)、日野テルマサ(tp)、世良譲(p)、来日した海外の演奏家のサポートでは、サラ・ボーン、ヘレン・メリル、アンディ・ウィリアムス、サルバトーレ・アダモなど多数。
フルート奏者としても評価が高く、独特の音色、フレージングで、面白い企画のコンサートを主催したり、独自の境地を目指す。 曲集ザ・フルート別冊19号を発売している。
2014年  音楽生活41年を経て、心機一転、Sax machineの再開、美しいメロディライブなど、新機軸のライブは常に満席、快進撃中である。
2016年1月 アルバム「Reborn Again」リリース。


菊地康正(KOSE)Official Web Site
http://kose-sax-flute.jp/



♪最新ライブ情報

2016/4/15、6/10 秋葉原東京タックにて(レコーディングメンバーによる)レコ発ライブ
詳しくは以下をご参照下さい。
http://kose-sax-flute.jp/liveinfor.htm


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