<大野方栄インタビュー>   <『セブン』リリースに寄せてコメント>


『セブン』リリースに寄せて、アルバム参加アーティストの皆様からコメント・メッセージを頂きました。(五十音順、敬称略)




大野さんへ

いつも思うのは、色々な音楽、楽曲に対する興味、嗅覚の鋭さです。

色々な楽曲に、独自の歌詞をつけて、独自な世界観を表現する、独特な可愛らしい声とは裏腹な、大人の音楽観と、作詞能力、表現力は、音の小説家、詩人、脚本家でもあります。

自分に必要な楽曲や人材は、見ただけで分かるのでしょう。

昔、地球理学者の竹内均が、どんな人でも会っただけで、この人とは一生の付き合いになる、この人とは今日限りが、直感でわかるという話を聞いたことがありますが、大野さんもそうなのでしょう。

僕は彼女の書いた台本、脚本の、舞台上の演出、照明、衣装などの担当スタッフをやらせて頂いている訳です。

彼女の世界は、女性の目から見た恋や人生の色々なケーススタディです。
今回で数回編曲、演奏でお付き合いしましたが、今までの書いた譜面を全部重ねたら、2センチ以上になっていました。

膨大な分量のアレンジをしてきたものだと思います。

ぜひ多くの人にこの独特な世界を堪能してもらいたいと願っております。


菊地 康正(サックス/フルート奏者、作編曲家)

菊地康正(KOSE)オフィシャルサイト
http://kose-sax-flute.jp/



「花のうた」は、大好きなブラジル音楽へのオマージュとして20年ほど前に書いたものです。
しかし、こうしたルーツミュージックの楽曲構造を強く意識したポップスは、あくまで歌謡曲としての流行歌を愛する人が多い日本では居場所がないとの評価に、一度は封印していました。
時は流れ、今なら聴いて下さる方がいるだろうかと公開した所、見付け出して下さったのが、なんと私の憧れの歌姫、大野さんでしたので、心底驚きました。
そして彼女のプロデュースのもと、日本・ブラジルの第一級の演奏家の皆さんの手でこの曲が息を吹き返した事は、私の音楽人生の中でも格別の想いがあります。

大野さん。何度でも声に出して言いたいです。本当に、本当にありがとうございます!


高田信(作曲家)

高田信 Twitter
https://twitter.com/heartwarming_c



例えば音楽家ってのは、職業病的に街中に溢れる音楽に聴き耳を立ててしまうものだと思っていて、少なくとも僕の場合
「メロディに対してどんな和音を使っているか?」
「ベースがどんな動きをしているか?」
「ストリングスのラインは?」などなど・・・
友達とワイワイやっているときでも、割と無意識で聴いてしまうわけです。でも大抵の場合3歩ほど歩くと(笑)忘れてしまうのが日常だったりします。
それでもインスパイアされて出来ちゃったりすることもあるわけです。

前作「Pandora」の『午後の曳航』に引き続き『花のうた』の作者・高田信さんもきっと無意識で聴いた曲に刺激を受けたりするんだろうな・・・なんて思います。
こんな人(良い意味ですよ)がまだ埋もれているんだから日本もまだまだ捨てたもんではありません。大野方栄フリークの方、必聴です!

PS:大野方栄さま

実際「Pandora」で終わりかと思ってました。もう無いだろうと・・・
早計でありました。反省いたします(笑)
まったくもって頭が下がります。完敗です。
インタビューによると次もあるとか?ほんとですか?
ぜひまた呼んでください。一生ついて行きます!


中村隆志(ギタリスト)




大野さんは あらゆる音楽に精通しておられるし、また博学で、言葉のセンスや アンテナの凄さ等 本当に尊敬している方であり、なんにも知らない私にブラジル音楽の世界を教えてくださり、その扉を開いてくださった大恩人でもあります。

大野さんとの出会いがなければ 私はこの世に存在しなかったと言っても過言ではないと思います。

大野さんのアルバムには 光栄にも何枚か参加させていただいていますが いつも 大野さんにしか表現できないもの。。。。を引き出すことを念頭に置いています。

そんなわけで 大野さんに書いた曲は 大抵 大野さん仕様にしてます;)

アルバムを重ねるごとに どんどん進化していく まさえワールド

これからも本当に楽しみです!



Mika Mori(Mika Samba Jazz Trio)

Mika Mori Official Web Site
http://www.mikasambajazz.com/ja/



大野さん 

この度はアルバムリリースおめでとうございます。
大野さんの歌を録音してふとした時に思うのですが、いつも自然にサラッと歌われますが、普通にできることではないことをサラッとやってします大野さんにはいつも驚かされます。
昔相当スタジオで叩きこまれたんだろうなあって思います。できないですよ普通は。。

近年はトラック物と生の伴奏と両方やられますがその時代との対応も大野さんならではでユニークです。
僕自身も沢山学ばして頂いてることがあります。

これからもより良い音を一緒に作っていきたいです!



吉川昭仁(ドラマー、Studio Dedeオーナー)

Studio Dede
http://www.studiodede.com/



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