数多くのアーティストに楽曲提供を行う"SiZK"として、またダンスミュージックで次々と話題作を発表している"★STAR GUiTAR"として躍進を続けるAkiyoshi Yasudaさんが、本名名義で初のソロ作品『alter ego』をリリースした。

ピアノの音色の美しさが際立ち、クラシカルで厳かさを感じさせる曲もあれば、生の躍動を感じさせる曲もある。生活の中に溶け込み心地良く聴けるこの『alter ego』について、Yasudaさんに質問をぶつけてみた。
また、11月16日には★STAR GUiTARの歌モノにフォーカスしたベスト盤『Here and There』をリリース。
こちらのアルバムについてもお話を聞かせて頂いた。(2016年12月)


---Yasudaさんは、SiZK名義で多くのアーティストのプロデュース、作編曲等を手掛け、さらに2010年からはソロプロジェクト★STAR GUiTARとして、コンスタントに話題を呼ぶアルバムをリリースされてきました。
今回本名で音源を出そうと思ったきっかけを教えて頂けますか?


Yasuda:★STAR GUiTARは理想の自分というか、こうなりたい、こう見えてほしいというイメージなんです。
ただそうではない音楽が作りたい欲求もあって、そのままの素の自分としての音楽をと考えた時本名でと思い、Akiyoshi Yasudaとして発表することにしました。


---32bit/48KHz版、24bit/48kHz版と2種類の音源を選べるようになっていますが、2種類選べるようになさった理由を教えて頂けますか?

Yasuda:32bit/48KHzは僕が制作しているフォーマットそのままです。まさに僕が聴いている音そのものです。
ただ現状再生する環境、プレイヤーなどは24bitの物が多く32bitに対応してないものもあります。
なので32bit、24bitどちらのフォーマットでも選べるようにしています。


---『alter ego』の制作期間はどのぐらいでしたか?
制作エピソードや、『alter ego』というタイトルにつけた想いについても、教えて頂きたいです。


Yasuda:制作期間自体は1ヶ月かかってないくらいです。
今回はあまり考えずその時思ったものをそのまま出すというところを意識しました。
タイトルも★STAR GUiTARだと色々裏の裏まで考えたりしますが、今回は意味を持たせていません。最初に仮でつけたもののままになっています。

意味を持たせていないと言いつつアルバム自体のタイトルだけは意味があります。
言葉通りですが、『分身』自分自身ということです。


---★STAR GUiTARファンは今回のアルバムの音楽に接したなら、さらに研ぎ澄まされたYasudaさんの音楽の美しさに驚くのではないかと感じました。
そして、ダンスミュージックのリスナーも、新たな音楽に触れるきっかけになるのではないかと思います。そのあたりはどのようにお考えでしょう。
今後も本名名義でこういった音楽をリリースされるご予定でしょうか?


Yasuda:もともと★STAR GUiTARも初期から考えるとどんどん音楽性は変わっているので(笑)、今までの僕の音楽が好きな方には名義関係なく楽しんでもらえるのではないかなとは思っています。
逆にAkiyoshiYasudaから入って★STAR GUiTARを聞いてもらえる機会もあると思うのでそちらの反応が気になりますね(笑)。
今後ですが何かしら継続はしていくつもりです。

ただAkiyoshiYasudaとしてはコンスタントというよりもやりたくなったら、明日でもやるし何年後かもしれないしくらいなスタンスですね。


---そして11月には★STAR GUiTARの歌モノにフォーカスしたベスト盤『Here and There』をリリース。
ベストといっても、全部録り直しているのですね。
ケミカルブラザーズの「star guitar」のカバー、原曲では薄く入っているコーラスが、ボンジュール鈴木さんの綺麗なコーラスでフィーチャーされていてインパクトありますね。この曲を入れた経緯は?


Yasuda:これはもう名前の通りですが、★STAR GUiTARのルーツはstar guitarということです。
いつかやりたいとは思っていましたがベストというタイミングがまさに”ベスト"だと思い実行しました。
ストレートなカバーですがボンジュール鈴木さんのコーラスの使い方でまた新しく聞こえるんじゃないかと思います。


---★STAR GUiTARとしては、今後どのような展望を持っていらっしゃいますか?
今度はどんな方とコラボするんだろう?と楽しみにしているファンも多いと思いますが、コラボしてみたい方がいれば教えて頂けますか?


Yasuda:やりたいこともあるし、やりたい人もいるんですが、、言ってしまうと楽しくないので言いません(笑)。


---リリースが多く、いつもご多忙な印象のYasudaさんですが、気分転換、リフレッシュ法などあったら教えて頂けますか?

Yasuda:なんだか優等生みたいな発言ですが音楽作ってるのが気分転換でもあったりします。機材オタクですし(笑)。


---このWEBマガジン恒例の質問です。
YasudaさんにとってのCheer Up!ミュージックを教えて頂けますか?


Yasuda:★STAR GUiTAR的にはケミカルブラザーズじゃないのかよ!ってツッコミはさておき(笑)

Two Months Off / Underworld 
アンダーワールドもルーツの一つです。

AkiyoshiYasudaとしてはトレントレズナー。
彼のノイズ使い方がとても好きです。


---今回はどうもありがとうございました。
今後のYasudaさんの作品をますます楽しみにしております!











『alter ego』Akiyoshi Yasuda

1.y
2.A
3.Coma
4.lifeis
5.nano
6.rense
7.turn
8.standalone

発売日:2016/10/19
規格番号:SELF-1001
レーベル :STUDiO SELFiSH




『Here and There』★STAR GUiTAR

01. Starting Over feat. Scandi
02. Mind Surf feat. DAOKO
03. Star Guitar (Vocal by ボンジュール鈴木)
04. Imagine feat. Okika
05. Mirai Real feat. YOW-ROW from GARI
06. Mind Trip feat. Steven McNair
07. 君はスナイパー feat. MIRU from JaccaPoP
08. Brain Function feat. Azumi
09. After You feat. Okika
10. P.O.P (Person Or Popular) feat. Scandi
11. Find the Center of a Circle
12. Youthful Days feat. RAM RIDER

発売日:2016/11/16
レーベル: FABTONE

◆Akiyoshi Yasuda:

1983年生まれ。愛知県出身。
SiZKとして山本領平のトラックメイキングでデビューし、AAAやSexyZone、西野カナ、BENNIE K、など、様々なジャンルの楽曲を手がける。
2010年には自身のプロジェクト★STAR GUiTARを始動。
テクノを基軸にハウス、エレクトロ、ドラムンベースやエレクトロニカなどの多彩なダンスミュージックを昇華したサウンドを展開し、8月「Brain Function feat. Azumi from wyolica」でデビュー、2011年1月には1stアルバム「Carbon Copy」でiTunes Storeダンスチャート1位を記録。
2014.9月には、「ダンスミュージック」×「ピアノ」を融合させた、コラボレーションアルバム『Schrödinger's Scale』をリリース。
90年代のテクノ・ミュージックをベースに、 fox capture plan のキーボードとしても大ブレイク中の「MELTEN」、PE'Z のキーボードとして時代を築き、現在 はソロ名義での活動も盛んな「H ZETT M」、孤高の世界観を奏でる「Schroeder-Headz 」等、豪華なピアノスト達との共演を実現し、ある種のセッション的なプロセスによって作り上げたその音像は大きな反響をよんでいる。
2015年8月にリリースされた『Wherever I am』では、多方面から注目を集める“現代版ジャズ・ロック"ピアノ・トリオ、fox capture planが参加。
メンバーの演奏シーンに加え、★STAR GUiTARがリアルタイムでミックス、エフェクト処理をしていくライブ感溢れるMVが話題となった。


Akiyoshi Yasuda
http://www.studioselfish.com/

★STAR GUiTAR on Web
http://www.starguitar.jp/

★STAR GUiTAR Official facebook
https://www.facebook.com/starguitar.music/

Twitter
https://twitter.com/SiZK_STARGUiTAR

SoundCloud
https://soundcloud.com/starguitar




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