2018年、良質なポップ・ミュージックの発信をコンセプトに素敵な音源を世に送り出しているレーベルFLY HIGH RECORDSからシンガーとしてのデビュー・アルバム『森のスピカ』をリリースして大好評だった藍田理緒さん。この度シングル「通り雨」を配信限定リリースし、新たな魅力で話題を呼んでいます。そんな藍田さんに再びご登場いただき、この曲への想いや制作秘話、そして思うような活動をできない今年を振り返りお話を沢山伺いました。リスナーの皆さんへの手描きメッセージも!
そして、Cheer Up!でもおなじみ、及川雅仁さん、the Sweet Onionsの近藤健太郎さん・高口大輔さんからもアルバムに参加してのコメントも頂き豪華な特集になりました。
さらには「通り雨」とThe Bookmarcsの洞澤徹さんがアレンジで参加した配信限定シングル「Good Bye, Little Girl」のMONO mixも配信リリースされたので、情報をチェックしてみて下さい。(2020年11月)


藍田理緒 インタビュー コメント


【藍田理緒 インタビュー】


---「通り雨」のデモを初めて聴いた時、どう感じましたか?

藍田:この曲は、実は前作「Goodbye, Little Girl」と同時にデモをもらっていたのですが、Aメロの入りからすごく雰囲気を気に入っていて、形に出来たらいいなあと思っていました。

近藤さんヴォーカルの、温かくて優しい包み込む感じもすごく素敵でしたね。わたしが歌うことでキーをかなり上げているので、また違う曲みたいに、新しい形に出来たかな?と思っています。

あと、オケを頂いた時に、最後の英語のコーラスが凄くいいなって。わたしこういうの大好きなんです!
「bitter memories are resolved by time(苦い記憶も時が解決する)」
いいフレーズですよね。このコーラスも自分で歌えてすごく嬉しかった。なんて歌っているかまでは中々聴き取れないかもしれないですけど、それでも良くて(笑)、でも詞が分かると更に良くないですか?聴く度に好きな部分です。

---近藤健太郎さんならではの優しい曲、美しいメロディー。藍田さんの歌声は爽やかで温かさもあって、聴いていてとてもホッとします。そして、悲しみも内包しているように感じたんですよね。
どんな思いをのせて歌いましたか?


藍田:ありがとうございます。この曲はバラードではありますが、しんみり悲しいだけの雰囲気では無くて、むしろ「通り雨」の後の晴れ間のきらめきだったり、湿気をはらんだ優しい風だったりを感じてもらえたらと思って歌っていました。
デモの時からどことなく温かさや包容力を感じる曲だと思っていたので、そういう音を出したいと思って表現を模索しました。
メロディがシンプルな分、如何にして音に感情を乗せるか?あるいは、ブレスも含め、音のない部分の表現がどれだけ出来るか?ということを考えていて…考えてもなかなか形に出来なかったりして大変なのですが、丁寧に音を紡ぐ、ということは特に「Goodbye, Little Girl」の時から強く意識していて、より磨きをかけられたかなと思っています。

---高音域が多く、音域も広い曲のようですが、どんな難しさがありましたか?

藍田:高音域についても、最近はより柔らかく、耳に優しい音を出したいと思っていて。元々ハイトーンの方が得意意識はあるのですが、コントロール力を高めたく、それがここ数年の課題です。
仰る通り、Aメロには低音もありそれもそれでわたしにとっては難所でした。基本的には、低音も可愛く出したいんです。自分の声らしさを保ったままでメロディー・ラインに馴染ませたいから。まだまだ出来ることが沢山ある!と思いますし、様々課題感もあるのですが、だからこそこれから先の作品も楽しみにしていただけたら、と思います。

---レコーディングはどのように進みましたか?時節柄いろいろ大変だったでしょうね。

藍田:レコーディングは、実は最初の予定を一度、わたしからお願いして少し後ろに倒して頂いて…。自分の中で全然、まだまだ完成出来ていないな、やれることが出来ていないなという思いがあって、その旨を近藤さんにつらつらと長文で送り付けてしまいました(笑)。
その分?その代わりに?と言ってはなんですが、いざレコーディング当日となったら、予想以上にスムーズに進み、コーラス録りでも今までより苦戦せず(笑)、近藤さん、高口さんにもお褒めの言葉をいただいて嬉しかったです。自分でも、おや、思ったよりちゃんと狙った音が出るぞ?という感じで。

密を避けてだったので、マスクで集い、極力距離を取り…8月で暑い中だったのでそれはちょっと大変だったかもしれません。でも、レコーディングが出来て本当に良かった!出来る状況が戻って来た、戻りつつあるのかな?ということがそれ以上に嬉しかったです。

---「通り雨」のタイトルにちなみ、雨にまつわる想い出やエピソードがあればご披露頂けますか?

藍田:実は、わたしはものすごい晴れ女で(笑)。予報が雨であっても、ここぞと言う時はびっくりするくらいまあよく晴れるのです。移動中、電車に乗っている時は窓ガラスに叩きつけるような雨が降っているのに、改札を出たら止んでいる…仕事中はずっと降っていた雨が、退勤時には止んでいる…または、アー写など撮影のタイミングだけ晴れる、お出かけと決まっている日は晴れる、とかが割と良く起こるので、たまにちょっと不気味なほど(笑)。
でも、ラッキー!神様ありがとう!ついてる!って都合良く捉えています。

どんな天候の時も、それ自体地球に生きている証と言うか、大袈裟ですけど…良いことも悪いこともあるけど、愛おしさがあります。雨の音と、冬の雨の日の冷たく湿った空気がとても好きです。可愛い傘とレインブーツも、雨の日ならではですよね。

---アーティストの皆さん、新型コロナウィルスの影響で活動に様々な制限があり大変な2020年ですよね。
藍田さんの活動への影響はいかがでしたか?この時期、いろいろと悩んだり考えたりされたと思うのですが、そのあたりについてお気持ちを教えて頂けますか?


藍田:わたしはこの1年、元々私生活で音楽のほかの目標があり少しライヴ活動をセーブしていたのですが、そういったことが関係無く、歌う場所や機会がどんどん失われてしまって、かつてステージに立たせていただいたライヴハウスが無くなってしまうという経験も初めてのことで、寂しさ、悲しみ、また恐怖を感じた部分はありました。

ですが、6月に「森のスピカ」のリミックス、MONO Mixヴァージョンをご厚意で制作いただいて、配信されたことで、ファンの方々だけではなく制作側もすごく励みになったというお声をいただいて、音楽にはやっぱり力があるんだと。

長い歴史においても、戦乱の世よりも平和の長く続く時の方が文化は発展するし栄えてきた事実があって、人が音楽などの文化・芸術を楽しんだり、何かを創り出すことが出来るのはそれをする余力がちゃんとあってこそ、とわたしは思っています。だから日々の生活、暮らしが整っていること、心身の健康が本当にいちばん大切。そういったことを疎かにして、情熱とか、感情だけでいい作品は作れないって個人的には思います。特に歌は嘘がつけないから、心の安定を心がけてます。

これからしばらくの間も、そうそう簡単にウイルスが全滅、はい元通り!みたいな世界が来るとは思えないし、「元通り」になることが必ずしも正解ではないと思っています。生きている限り、良い時も悪い時もあって、ずーっと最高値の自分ではいられない。それが当たり前だからこそ、一人一人が、どんな風に色々な脅威と向き合っていくか、大好きな文化を、暮らしの楽しみや喜びを守っていくためにどうするか?ということをますます考えていかなければならないなと。
わたしは常に「自分で自分の機嫌を取れる人」でいたいと思っていますが、心身共に健康でご機嫌であることを、これからもゆるゆる頑張っていきたいです。

---大切なことですよね。心に響くお話をありがとうございます。ステイホーム期間はどんなことをされてましたか?

藍田:YouTubeにまんまとハマってしまいました。
こんな時だからこそ、自分の中の不安や課題と向き合いたいという気持ちが高まっていて、金融系の学習動画をイッキ見したり(笑)、筋トレやHIITトレーニングの動画をよく観ていました。
そのお陰か、最近ちょっと身体が絞れてきたかもしれません。

家にいる時間が増えたこともあり、ネットショッピングをすることも増えましたね。海外通販でサプリを買って試したり、この機会に美容にも力を入れよう、と身体の内外からアプローチをかけていました。それなりに効果は…あったと思いたいです(笑)。

---本がお好きな藍田さん。最近のおすすめがあれば教えて頂きたいです!

藍田:最近読んだ本だと、銀色夏生さんの『スーパーマーケットでは人生を考えさせられる』というエッセイが面白かったです。わたし、スーパーは遊園地くらい楽しい!と思っているほど大好きなのですが(笑)、他人の楽しみ方を覗き見した気分で。
あと、『「おいしい!」を解き明かす 料理と栄養の科学』という本は色々と参考になりました。普段から自炊派なのですが、最近、身体の中から健康になる、いい音の鳴る身体(?)を作っていこうって気概が高まっていて(笑)、食事もちょっと理論を学ぶと、合理的だしかえって楽だなと実感しています。

本は電子書籍をiPadで読むことが多くて、様々なジャンルを何冊もまとめて買いますが、特にレシピ本はセールになってると絶対チェックしてしまいます。レモンのお菓子、とかじゃがいも料理、とか食材を極める系の本が最近のブームです。

---映画は最近どんなものを観ましたか?

藍田:この秋久しぶりに劇場に足を運んで観たのが『劇場版 ヴァイオレットエヴァーガーデン』。
アニメ作品で、地上波放送時もリアルタイムでずっと観ていたのですが、映画化を本当に楽しみにしていたので、公開が嬉しかったです。
とにかく人と人との関係性、感情の機微を美しく描く作品なので心が揺さぶられ続けて…泣き過ぎて保湿ティッシュとハンカチが大活躍しました(笑)。
Amazonプライム会員なので、映画はお家でも色々楽しんでいます。『ブライダル・ウォーズ』も面白かった!

---2020年の、藍田さんにとってのCheer Up!ミュージックがあれば教えて頂けますか?

藍田:1曲はアニソンで、わたしがずっと遊んでいたアイドル育成ゲーム「あんさんぶるスターズ!」が今年の春、ついにリズムゲームになったのですが、そこで発表されたALKALOIDというユニットの「Kiss of Life」という曲がめちゃくちゃカッコいいんです。イントロのギターからもうワクワクするし、ピーーーー…って心電図の心肺停止音が入ってるのですが、その演出も本編のストーリーを読んでいるともう熱くて、そういう作品の世界観ありきの細かい演出の数々にすごく惹かれます。面白いなって。4人で歌っている曲で、パート分けからも制作者の意図がすごく伝わってくる。誰がどの歌詞を歌うかにも意味があるんですよね。
以前、『森のスピカ』でインタビューしていただいた時にも少しお話したのですが、今自分がやっている作品づくりとはまた全然違う作業だなと感じます。それを頭の中で妄想して紐解くのが楽しいと言うか(笑)。無意識のうちに、聴く姿勢とかどんなところを聴いているかがジャンルによって違うなって最近やっと気付いてきたところです。



もう1曲はMaroon5の「Girls Like You」。発表は2017年の曲ですが、おうち時間が増えて色々流してみていたところでBIZCUITBEERさんがカヴァーしているうヴァージョンに出会い、それがとっても可愛くてお気に入りになりました!



わたしもまた洋楽のカヴァーに挑戦したいなと思っています。ここ数年、男性の曲をライヴで歌わせていただく機会も増えたのですが、変換作業と言うか、藍田理緒ヴァージョンを作っていくのがすごく楽しいんです。キーが結構変わることで、本当に曲の印象そのものがガラッと変わるので。原曲へのリスペクトはもちろん、また違った魅力を表現出来たらなと。
打ち込み系の、踊りたくなる感じの曲も好きなので、わたしもケロケロさせていただく機会があれば挑戦したいです(笑)。

---2021年に向けての夢や展望について伺えますか?

今、またさらなる表現の幅を模索していて。新しい作品に取り組む機会を頂けたら、今までと違うアプローチも出来ると良いなと妄想しています(笑)。技術も叙情性も、生きていく限り高めていきたいし、高めていけると信じたい!まだまだ未熟なところがたくさんありますが、自分を削り出すだけの音ではなくて、聴いてくださる方に想像の余地を持ってもらいたいし、そう出来るようにもっと自由な音を発信したいなと思っています。
「通り雨」も、もっともっとたくさんの方に聴いていただけたら嬉しいです!そして、次の作品づくりに繋げていけたら。これからも、「藍田理緒の音楽」を模索していきたいです。

---どうもありがとうございました。藍田さんの次の作品も、とても楽しみにしております。


♪藍田理緒さんから、読者の皆様へ手書きメッセージを頂きました。












「通り雨」藍田理緒

レーベル:FLY HIGH RECORDS
規格番号:VSSF-5000
発売日:2020年9月25日
形態:配信限定 ※各種配信/サブスクリプション・サービスにてリリース

作詞・作曲:近藤健太郎/編曲 : 高口大輔
Mixing Engineer:高口大輔

Musicians:
藍田理緒:Vocal, Chorus
高口大輔:Electric Drums, Piano, Keyboards, Acoustic Guitar
及川雅仁:Bass, Electric Guitar
近藤健太郎:Classical Guitar
Sound Produced by the Sweet Onions

Photograph, Art Direction & Design:土橋一夫(Surf’s Up Design)

[FLY HIGH RECORDS]
Media Promotion & Label Producer:土橋一夫(FLY HIGH RECORDS)


【作品情報】
藍田理緒、待望のニュー・シングル!
the Sweet Onionsとタッグを組み、新たなサウンドに挑んだ、色彩感溢れるナンバー。永遠に色褪せない世界が、ここにある。

2018年にFLY HIGH RECORDS からCDリリースした『森のスピカ』が好評なシンガー、藍田理緒。声優活動などを通じて培ってきた特徴ある愛らしい歌声と、the Sweet Onionsの2人…近藤健太郎(The Bookmarcsとしても活動中)と高口大輔が手がけたサウンドが話題を呼び、60〜80年代洋楽ファンや、ネオアコ、ギター・ポップなどが好きな音楽リスナーからも支持を得ました。
その後、The Bookmarcsの洞澤徹がアレンジで参加した配信限定シングル「Good Bye, Little Girl」や、敢えてこの時期にアルバム全編をモノラル・ミックスした『森のスピカ(MONO Mix)』のリリースを挟んで、いよいよ新曲が登場します。

ニュー・シングル「通り雨」は前作までの流れを受け継ぎ、作詞・作曲は近藤健太郎が、アレンジとミックスは高口大輔が手がけました。これまでにもビートルズなどのサウンドからのDNAと、カーペンターズをはじめとするA&Mからの影響を感じさせる楽曲にキュートな声が乗るというのが、いわば藍田理緒の作品の印象だったように思いますが、本作ではさらに70年代アメリカのシンガー・ソングライターからの影響も感じられ、まさに洋楽好きにも聴いて頂きたい仕上がりです。また藍田理緒の進化したヴォーカルとコーラスにも注目して頂けたらと思います。

なお現時点で本作はCDリリースの予定はありません。まずは各種配信/サブスクリプション・サービスなどでの限定リリースとなります。
鮮やかな色彩を纏いながら、さらに広がる藍田理緒の世界観をどうぞお楽しみ下さい。




「通り雨(MONO Mix)」c/w「Good Bye, Little Girl(MONO Mix)」藍田理緒

レーベル:FLY HIGH RECORDS
規格番号:VSSF-5001
発売日:2020年10月28日
形態:配信限定 ※各種配信/サブスクリプション・サービスにてリリース

通り雨(MONO Mix)(4:03)
作詞・作曲:近藤健太郎/編曲 : 高口大輔
Original Mixing Engineer:高口大輔
Monaural Mixed & Digital Mastering by 土橋一夫

Musicians:
藍田理緒:Vocal, Chorus
高口大輔:Electric Drums, Piano, Keyboards, Acoustic Guitar
及川雅仁:Bass, Electric Guitar
近藤健太郎:Classical Guitar
Sound Produced by the Sweet Onions

Goodbye, Little Girl(MONO Mix)(3:25)
作詞:miumiu/作曲:近藤健太郎/編曲 : 洞澤徹
Original Mixing Engineer:洞澤徹
Monaural Mixed & Digital Mastering by 土橋一夫

Musicians:
藍田理緒:Vocal, Chorus
洞澤徹:All Instruments
Sound Produced by The Bookmarcs

Photograph, Art Direction & Design:土橋一夫(Surf’s Up Design)

[FLY HIGH RECORDS]
Media Promotion & Label Producer:土橋一夫(FLY HIGH RECORDS)

【作品情報】
藍田理緒のニュー・シングル「通り雨」がモノラル・ミックスに!
the Sweet Onionsとタッグを組んだ色彩感溢れるナンバーが、新たな音像を纏って再び登場。

2018年にFLY HIGH RECORDS からCDリリースした『森のスピカ』が好評なシンガー、藍田理緒。声優活動などを通じて培ってきた特徴ある愛らしい歌声と、the Sweet Onionsの2人…近藤健太郎(The Bookmarcsとしても活動中)と高口大輔が手がけたサウンドが話題を呼び、60〜80年代洋楽ファンや、ネオアコ、ギター・ポップなどが好きな音楽リスナーからも支持を得ました。
その後、The Bookmarcsの洞澤徹がアレンジで参加した配信限定シングル「Good Bye, Little Girl」や、敢えてこの時期にアルバム全編をモノラル・ミックスした『森のスピカ(MONO Mix)』、新曲「通り雨」のリリースに続き、ニュー・デジタル・シングル「通り雨(MONO Mix)/Good Bye, Little Girl(MONO Mix)」が登場します。

2020年9月25日に配信限定でリリースされた新曲「通り雨」。前作までの流れを受け継ぎ、作詞・作曲は近藤健太郎が、アレンジとミックスは高口大輔が手がけました。これまでにもビートルズなどのサウンドからのDNAと、カーペンターズをはじめとするA&Mからの影響を感じさせる楽曲にキュートな声が乗るというのが、いわば藍田理緒の作品の印象だったように思いますが、本作ではさらに70年代アメリカのシンガー・ソングライターからの影響も感じられ、まさに洋楽好きにも聴いて頂きたい仕上がりで、藍田理緒のさらに大人に進化したヴォーカルとコーラスもご好評を頂きました。

そしてこのたび、この「通り雨」をモノラル・ミックスし、配信リリース致します。カップリングは、昨年12月に配信リリースしました「Good Bye, Little Girl」のモノラル・ミックス。共に今回、初めて発表される音源です。

なお現時点で本作はCDリリースの予定はありません。まずは各種配信/サブスクリプション・サービスなどでの限定リリースとなります。

モノラルな音世界でも鮮やかに輝く藍田理緒のヴォーカル、そして中期〜後期のビートルズやA&Mサウンドなどを想起させる、繊細でありながら力強いモノラルならでのサウンドの世界観を、どうぞお楽しみ下さい。




◆藍田理緒(あいだりお)プロフィール
神奈川県出身。鹿児島県育ち。
幼少の頃よりクラシックバレエを習い、その後「音楽」に目覚める。中学進学と同時に所属した演劇部(主演作品は県演劇フェスティバル奨励賞受賞)での活動を通して、「人前に出て、表現する」ことに生き甲斐を感じ始め、高校の文化祭ステージでの初ライヴをきっかけに「歌を歌って生きていきたい!」と確信。
大学在学中より、ヴォーカルとしてのバンド活動に加え、ニコニコ動画で歌い手としてひっそり活動を始める。この頃からアニメに触れる機会が増え、アニソン・キャラクター・ソング歌唱も視野に入れ、声優の仕事にも興味を持つように。
2011年、V3新人オーディションチャレンジ(KBC九州朝日放送主催)本選に出場。2012年、都内某声優養成所主催オーディションにて特待生に選ばれたことをきっかけに上京。基礎科中間公演・修了公演では主演に抜擢。演技レッスンに加え、本格的にヴォーカル・レッスンを受け始める。
その後、声優として、またCM歌唱やナレーターとしての活動(PILOTの玩具アヒル隊長「アヒル隊長えかきうた」の歌唱や、「アニ☆たん!」、ゲーム・アプリ「ぷよぷよクエスト」でのジャァーン役、LIVE DAM用CMナレーションなど)を経験。
2017年10月、東京都内でライヴ・イヴェント「迷彩シュガーホリック」を開催。これに際し、オリジナル楽曲を提供してもらったことがきっかけで、自身のアルバムを作りたい!という気持ちが高まる。
そして2018年5月、本格的にデビュー・アルバムの制作を開始。プロデューサーには彼女のヴォイス・トレーナーでもあるmiumiuを、またサウンド・プロデューサーに the Sweet Onions(近藤健太郎, 高口大輔)を迎え、記念すべきデビュー・アルバム『森のスピカ』が完成し、同年9月5日にCDとしてFLY HIGH RECORDSから全国リリース。声優活動を通じて培ってきた魅力ある声と、the Sweet Onionsによるサウンドが一体となった本作は、良質な日本のギター・ポップやその背景にある洋楽などとも通じる、ひたすらポップでメロディの際立った作品に仕上がった。
2019年12月14日には「Goodbye, Little Girl」を配信リリース。前作『森のスピカ』に引き続き作詞をmiumiuが、作曲を近藤健太郎が担当し、新たに編曲とミックスでThe Bookmarcsの洞澤徹が参加したこのシングルは、後期ビートルズ作品のような感覚とエヴァーグリーンなアメリカン・ポップスの伝統を受け継いだサウンド、そして可憐な藍田理緒の歌声が相まって、好評価を得た。
2020年になると、新型コロナウイルスの影響もあり、それまでのような活動ができずにいたが、そんな中で6月9日に、デビュー・アルバムを全編モノラル・ミックスした『森のスピカ(MONO Mix)』を配信限定でリリース。洋楽的なサウンド要素の強いアルバムだけに、1960年代の作品のような骨太なモノラルの音で聴いてみたい、という思いに応えたこの作品は、60年代の英米から脈々と続くロック/ポップスのDNAを新たな形で表現したものとして注目された。
そして、the Sweet Onionsの近藤健太郎と高口大輔が手がけた待望のニュー・シングル「通り雨」をリリース。

藍田理緒 オフィシャルTwitter
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<Cheer Up!関連リンク>

藍田理緒『森のスピカ』インタビュー(2018年)
http://www.cheerup777.com/aidario1.html
【新譜情報】藍田理緒『森のスピカ』MONO Mix(2020年)
https://ameblo.jp/cheerup2009/entry-12610501152.html



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