<キモトケイスケ インタビュー> <高口大輔 制作コメント>
プロデューサーによる制作コメント(高口大輔) 【制作のきっかけ】 キモト君からphilia recordsに送られてきた一通のメールから始まりました。 そこで音源を聴かせてもらって、これはいい!と思ったのがはじまりです。 彼が一人で出ていたライブを近藤さんと一緒に渋谷に見に行き、そこから仲良くなっていった感じです。 【音源制作までの道のり】 スタジオに二人で入ってセッションしたり、バンド形式でのライブにサポートとして出たりといった活動が先でした。 そういった活動が先行している中で、音源作りたいねと常々話していて、ようやく実現に至りました。 音源制作よりライブが先だったのはよかったと思っています。 生での演奏は、その人がどういう音楽をやりたいかが直感的にインプットされるので、スムーズに音源制作に入れました。 【音源制作】 音作りの過程は少し独特で、すでに出来上がっている曲に対してドラムと歌を入れ直す、という作業でした。 というのも、キモト君のデモ音源を聴いていて、アレンジは完成されているけど、これが生ドラムだったらより良いなと思っていたからなんです。 レコーディングはわりと大変でしたが、結果的にチャレンジしてよかったと思います。 歌に関しては、あまり大きな方向転換はせず、彼本来持っている魅力を引き出すことを意識してレコーディングしました。 【ミックス・マスタリング】 ミックスは、キモト君が元々仕上げていたものとはかなり変わりました。 もちろんドラムが生に変わったのが一番大きいのですが、デモ版では埋もれていたいいフレーズがたくさんあったので、それを前に出す作業が主だった気がします。 キモト君にも随時確認してもらいつつ、彼の意見も尊重したミックスになっています。 マスタリングは、毎度おなじみの上村量さんにお願いしました。相変わらず素晴らしいマスタリングでした。 【キモト君について】 作詞・作曲・アレンジ・レコーディングまで全てこなすというマルチな才能を持つミュージシャンです。 それでいて歌はピュアさが真っ先に飛び込んでくるので、ぱっと聴いただけでは全貌が掴めない、いろんな角度から楽しめるアーティストなのではないかと思います。 本人の性格も、繊細なところと大胆なところが同居していたり、すごくこだわる部分と大雑把な部分があったりするので、作業を進めていく中でもその発見が楽しかったりもしました。 今はドラムにも興味があるようで、ドラム演奏まで自分でできるようになったら、ほぼ全ての楽器を操ることができるわけで、そうなったらどんな曲が出来上がるのか、楽しみです。 宅録が好きでずーっと一人で音楽を作っていて、機会に恵まれず世の中に出ぬまま終わってしまう音楽って、きっとたくさんあるんだと思うんです。 今回キモト君の活動に携わることで、微力ながら世に出るお手伝いをできたことが嬉しいです。 あと余談ですが、KNIT RED RUM刈間君とキモト君が同い年というのも、奇遇ですがなにか運命を感じます。 二人からはいつも刺激をもらい、勉強にもなります。 彼らの音楽キャリアは始まったばかり。たくさんの人に愛されて、彼ら自身が楽しく今後も音楽活動を続けていけることを願っています。 頼りないプロデューサーですが、いつもありがとう。これからもよろしくお願いします。 ◆高口大輔 プロフィール philia records所属。 the Sweet Onionsのメンバーとして、「pictures」「Life is Beautiful」の2枚のオリジナルアルバムをリリース。 近藤健太郎、小林しのと3人でのsnow sheepとしても活動中。 その他、小林しの「Looking for a Key」・藍田理緒「森のスピカ」にサウンドプロデューサーとして参加。 KNIT RED RUM「Twilight Rain」をプロデュース。 ライブサポートは、これまで小林しの、藍田理緒、the Caraway、キモトケイスケ、刈間哲司、humming parlour、ポプリなどに参加。 2019年11月には、KNIT RED RUMに参加予定。 philia records http://philiarecords.com/ <Cheer Up!関連リンク> KNIT RED RUM「Twilight Rain」インタビュー コメント参加(2019年) http://www.cheerup777.com/knitredrum2019-2.html 藍田理緒『森のスピカ』インタビュー コメント参加(2018年) http://www.cheerup777.com/aidario2.html 特集Japanese Guitar Pop 高口大輔インタビュー(2016年) http://www.cheerup777.com/gp/kouguchi.html 小林しの『Looking for a key』特集内インタビュー(2016年) http://www.cheerup777.com/shino2.html |