Shinpei Ruike Quartetのメンバーの皆さんから、『Lady's Blues』リリースに寄せてコメントを頂きました。
<類家心平インタビュー> <メンバーコメント>
♪鉄井孝司 誤解を恐れずに言うなら、我々ジャズミュージシャンというのは傭兵のようなものだ。リーダーたる隊長が、その日の戦場にあわせて召集する。無論、一期一会の隊になることもしばしばだ。 そんな中、類家隊長は決められたメンバーで隊伍を組む。僕は光栄にもその中のメンバーの一人に選んでもらい、気が付けば10年以上、共に戦ってきたことになる。 普段は5人で、RS5pbという隊を組み、我が類家隊長のオリジナル曲を中心に、激しめの演奏をしているのだが、今回のアルバムは、その「戦場」にあわせて隊を4人にし、選曲もジャズスタンダードを中心にして演奏したものをライブ録音した作品である。いわゆる、多くの人が思っているジャズのサウンドなので、耳触りの良い中にもライブの情熱が垣間見えるアルバムに仕上がっていると思う。そしてその耳馴染みの良さが、今までより多くの人に聴いていただく事に繋がれば嬉しい。 さらに欲を言えば、このアルバムをきっかけに本隊「RS5pb」の演奏や作品に触れる機会も増えてくれれば、と年来の「隊員」であり「戦友」である僕は思わずにいられない。 鉄井孝司(コントラバス) 1974年生まれ。東京都出身。ジャズとクラシック音楽を愛する木版画摺師の父を持ち、幼少の頃から様々な音楽を聴き親しむ。ノーステキサス州立大にてジャズ音楽を専攻。ベースをJohn Adams、Lynn Seatonの両氏に師事。現在はジャズの演奏・編作曲のみならず、シンガーソングライター大石由梨香のアルバム製作指揮や楽曲提供、マリンバ奏者・塚越慎子との紀尾井ホール出演、韓国(Jarasum International Jazz Festival)・ロシア(サハリン北海道ジャズフェスティバル)などの海外出演など、活動の場は多岐にわたる。 主な共演者:類家心平・太田剣・青木カレン・たなかりか・大石由梨香・塚越慎子・千葉史絵・松本英子 https://www.facebook.com/koztet https://twitter.com/koztet https://www.instagram.com/koztet/ <Cheer Up!関連リンク> 特別企画:私の好きなマイルス(2019年) http://www.cheerup777.com/sse2019/selim2019-6.html#section22 ♪中嶋錠二 今回のアルバムの聴きどころと言ったら、やはりライブならではの躍動感、ギターの入った5人編成とはまた違うアコースティックサウンド。 そして類家さんの全力投球の演奏と、多彩な音色、そこに絡むリズム隊。 そういった所を是非お楽しみ下さい。 中嶋錠二(ピアノ) 1981年11月19日、青森県八戸市出身。 高校までクラシックピアノを学び、尚美学園大学ジャズ&ポップスコースに入学。坪口昌恭氏に師事し、ジャズピアノを学ぶ。 これまで、類家心平、梶原まり子、安藤正則、吉田豊、佐藤洋祐、青木カレン、牧山純子、小杉敏、大山日出男、金子健、井上功一、藤井学、纐纈歩美、国貞雅子、木村由紀夫、Breeze、などと共演。 自己のトリオをはじめ、『RS5pb (類家心平5Piece Band)』、『安藤正則カルテット』、Jazz Latin Band 『Septet Bunga Tropis』などで、レギュラーとして参加している。(敬称略) その他にも、尺八や和太鼓などの和楽器との演奏もしている。 様々なCDなどの作品に参加しており、2014年2月には類家心平&中嶋錠二の名義で『N.40°』をリリース。 現在、都内などを中心に全国各地で活動中。 2018年にはスロベニア共和国、中華人民共和国での公演に参加。 中嶋錠二blog https://georgenpf.exblog.jp/ ♪吉岡大輔 類家とは、ここ7年くらい、RS5pbという、今のカルテットにギターを加えたグループも同時にやってます。そちらは、ジャズのフォーマットを超えた、アバンギャルドなロックなサウンドも追及してるのですが、今回のカルテットでは、ある意味、アコースティックジャズをこのメンバーらしく、料理した作品かと思います。 普段よりも類家のメロディーセンス、素晴らしいトーン、そしてメンバーとの息遣いを楽しめる内容になっているかと感じています。 老舗Body&Soulでのライブ盤ですが、45年もの間、数々の名演が繰り広げられた名ジャズクラブに集まったミュージックラバーと共に過ごした贅沢な二日間の夜を切り取った、今作。 その場の臨場感とこのカルテットの会話を少しでも感じていただけたら嬉しいです。 吉岡大輔(Drummer,Composer,Arranger) 広島市出身.14歳でドラムを初め,18歳で上京。専修大学在学中より、日本の様々なJazz Giantとの共演を重ね、ライブ&スタジオワーク等で活動を展開。2003年、チョン・ミョンフン指揮、東京フィルハーモニー交響楽団の公演(2003)に参加2008年より法政大学経営学部非常勤講師を務める等多方面で活躍。著作は教則DVD『ジャズドラム自由自在』(アトスインターショナル)など。現在は、自己のバンド 吉岡大輔&the Expressを中心に、RS5pb(類家心平5Piece Band)等で活動中。 また、由紀さおり(vo)コンサートサポートとして、全国ツアー(2012〜2014)、TV各種メディア(TBS『うたばん』、『音楽の日』等)で活動するなど、共演者は多岐にわたり、Jazzを中心に、Pops&R&B、Latin音楽などジャンルの枠を超えた活動を展開中。自身のバンド吉岡大輔&theExpressとして、2016年11月待望のFirst CD Album『the Express』をリリース。 繊細でダイナミックな表現とジャンルを問わない音楽性は多くのファンを魅了している。 吉岡大輔website http://www.yoshiokadaisuke.com https://twitter.com/drummerdaikichi https://www.facebook.com/yoshioka.daisuke.1 <Cheer Up!関連リンク> 特別企画:私の好きなマイルス(2019年) http://www.cheerup777.com/sse2019/selim2019-6.html#section20 吉岡大輔&the expressインタビュー(2017年) http://www.cheerup777.com/express.html |